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2007年04月19日
10番目の子
昨日入院させた長毛サビちゃん。
今日、避妊手術の有無の確認と諸検査をしていただけることになった。
診療時間終了後、今日手術予約の患者さんの最後。
長毛サビちゃんは、保護直後、左目が少し涙目だった。
ここのところの寒さに身体の調整が追いつかなかったのだろう。
食も細かった。
でも、今日病院では、食欲もあると言われた。
きっと、病院内の安定した室温で、身体がホッとしたのだろう。
様子を伺うと、案の定おとなしく過ごしているということだった。
そして、今日の本題の断尾手術について、先生と話し合った。
触診での様子だと、折れているという感じより、しっぽ付け根3pくらいのところまでしか神経が通っておらず、そのためにその先の長いふさふさしっぽは、だらんとした状態。
昨日今日の事故という感じではなく、本人も痛みも無い様子。
室内生活でなら、ドアの開閉など、しっぽが挟まることさえ気をつけてあげれば、本人にさほど不自由はないようだ。
ただ、この先壊死する心配がある。
そこで、今、断尾するかどうか。
検査結果次第なのだが、考えた挙句、この子の身体に、しっぽによっての緊急事態がなければ、今日の断尾は見送ることにした。
セカンドオピニオンのことも考えたが、もう一つ大きな理由。
それは、温厚で人馴れしているこの子は、うちの子ではなく、できれば、もっと向き合って生活してくださる方に迎えていただきたいと思っているからだ。
そうした場合、今、断尾手術を受けさせてよいものかどうか迷った。
もし、この子にお話いただければ、迎えてくださる方の意向を伺ってからでも遅くは無いと思った。
それで、早いうちの断尾を望まれるなら、手術してから送り出しても遅くは無いと思った。
ただ、問題は、あと8匹の入院が控えているので、数ヶ月単位の長期入院をさせておくのが難しいことだ。
その場合、うちに入れるとなるとトイレの問題が起こってくる。
うちは留守の時間が長いので、トイレを監視してあげられない。
すると、短毛の子よりふさふさの長いしっぽなので、引きずるしっぽに便がついたりすると、家中大変なことになる。
それを15匹が、踏みつけるとなると・・・
それだけならまだしも、そんな子を犯人扱いして虐めが起きる。
元来、きれい好きと言われる種の猫族。
そんな中、うちには汚れるということに特に神経質な子達がいる。
昔、さくらがそんなことで虐めを受けた。
さくらは、保護した時、衰弱から、酷いダニとしらみに全身覆われていた。
口内も、病院で今までに見たことの無いくらい酷いといわれる歯肉炎、口内炎、糜爛した腫瘍で痛々しいという状態を通り越すような症状だった。※注:何年もに亘り、何度もエイズや白血病などの検査を繰返したが、いつも陰性だった。
原因は、極度の栄養失調からきたものだと診断を受けた。
保護してから、室内飼いされてたと思われる節が多々見受けられる子であった。
多分、発情してうるさくなったのか、外に放り出されたようだった。
遠くから捨てに来られたのだろう。
そして、ごはんを獲る手段もわからず、路頭に迷っていたのだろう。
当時、考えられるあらゆる治療を施したが、最後まで改善されることはなかった。
そんな状態だったので、いつも涎を垂らし、口内から悪臭もする。
敷物といわず、ベッドといわず、あらゆる場所に悪臭漂う涎がつく。
わたしたちが帰宅して、毎日、毎日、山のように洗濯しても、そのそばから涎はついてしまう。
すると、さくらは汚す根源と見なされ、嫌悪される。
そんなさくらは苛められた。
でも、そんな子に限って、猫見知りしない猫好きで、誰とでもくっついて寝たがる。
そうすると、近寄らないでよと猫パンチの応酬。
今、セラがそれに近い状態。
セラも高齢のせいか(17歳以上)、ちょっとした気温の変化や季節の変わり目などで体調を崩す。
お腹がゆるくなったり、鼻水を飛ばしたり。
それと、トイレがあとちょっとのところで間に合わなかったり、まだら認知症気味なのか、わたしたち人間の動向が気に入らないのか、トイレ以外で用を足すことがたまにある(大きいほうのみ)。
なので、不潔ね。セラちゃんって・・・と、一部のお局様(本人名誉の為、名前は伏せさせていただきます(-_-;))達は、露骨に嫌がる。
でも、セラもさくら同様猫見知りを全くしない子だ。
と言うより、Queen of my pace。
なので、そんなことは気にしないのか、忘れてしまうのか、だれ彼かまわず、自分が寝たいと思った場所で、そこにいた子達にくっつく。
すると、ウォ〜パッシッ・・・
セラもさくらもそんな子なので(だったので)、本人たちは、意外とのほほんと暮らしている(いた)。
でも、この子はどうだろう。
ケージとも思ったが、今は、猫見知りの強いちびっこ(年齢だけ)大怪獣達がいる。
ケージの前後左右上部。全枠取り囲み、上部には入り浸るかもしれない。
そして、全ての個所から、唸り、猫パンチの応酬になるだろう。
それと、汚いの嫌い組みのお姉さま方。
新入りさんには、どうだろう。
生きた心地するだろうか。。
さて、どうしよう。。。
投稿者 aozora : 19:38 | コメント (0) | トラックバック
2007年04月18日
飼い主のいない猫たち
この雨の中、また新顔が姿を現した。
ひまわりくらいの大きさの子。
白黒、短尾。
目が会うとトコトコ逃げて行った。
ごはん茶碗をかざし、呼びかけると、立ち止まり振り返った。
しばらくして、もう1度覗くと、少し寄って来て雨の中じっと座っていた。
もう1度お茶碗をかざし近寄ろうとすると、トコトコ走り去った。
1度も見かけたことの無い子。
ひまと同じくらいの大きさなので、多分1歳未満だと思う。
風貌からしても幼さが感じられた。
多分、崩壊した餌場があるのだと思う。
今週になってから、常連の子達の様子がどうもおかしい。
始めは、わたしが捕獲するぞというフェロモン?を爛々と出しているのかと思った。
昨日は、長毛サビちゃんのせいだと思った。
確かに、長毛サビちゃんは、元気な子達と違う独特のオーラをだしていたので、そのせいでみんなの様子が違っていたことも確かなのだが、餌場を無くした面々が、散々と徘徊しているのだと思う。
以前も同じようなことがあった。
やはり近隣からの苦情で、餌やり人達が一斉に手を引き、お腹をすかした子達が散々バラバラとご飯を求めて流れてきた。
勢力関係で、追われ、通り過ぎて行った子達もいた。
怯えながらも、これより先にはもう進めませんと、ビクビクしながらメンバーになった子達もいた。
統制が取れるまでには時間がかかる。
今、また同じことが起こっているのだと思った。
迷惑を被り、不快感から苦情を言う人には、
猫が、嫌いだと言う人。
猫が、嫌いになったと言う人。
猫を 嫌いになりそうだと言う人。
餌やり人が、嫌いだと言う人。
こんな感じだ。
話し合い、頭を下げ、考えられる限り、できる限りのことを実行して見せれば、一定の知的文化度、常識的な感情を持ち合わせている人なら、理解しようとしてくれる。
挨拶くらいは交わせるようになる。
それなのに、自称猫好き。
どうして、理解してもらえるよう歩み寄ろうという考えを持てないのか。
猫を嫌いじゃないという人まで、猫嫌いにさせる。
そのパワーの矛先は、決して方向を変えることは無い。
いつも思う。
可愛い可愛いと言いながら、仕方ないわねと手のひらを返せる自称猫好き。
それで、命を落とすようなことがあっても運命ねの一言で終わり。
しかし、近隣の苦情主に追い払われて姿を消すと、苦情主に猫殺しと悪態を吐く。
激情型の人は、路上で取っ組み合いまでする。
全ては、自分以外のせい。
お腹をすかしている猫に施す心優しい自分は、たった一つの揺るがない正義。
周囲の感情など一切お構いなし。
そして、孤立。
卑屈の限界まで到達。
被害者の小さな命は、仕方ないわよ。と、そこでTHE END。
そして、場所を変えて同じことを繰返す。
このような人達は、いつもぱなし。
やりっ放し。あげっ放し。産ませっ放し。怒らせっ放し。
失った命は幾つあったのだろう。
助かったであろう命は、いったい幾つあったのだろう。
小さな犠牲者を見る度、いつも思う。
今日のあの子は、明日もまたやってくるのだろうか。
雨の中の去って行った後姿をが、残像として離れない。
気がかりで心配だが、11匹目・・・正直怖い。
投稿者 aozora : 23:15 | コメント (0) | トラックバック
10匹目
10匹目の新顔。
長毛サビちゃんを先ほど捕獲し病院へ入院させてきました(T_T)
やはり、しっぽに異常ありでした。
折れているには折れているのですが、事故でポキッとという感じではなく・・
ただ、神経は通っていないようです。
できるなら、断尾せず残してあげたいのですが、細かい検査などをしていただかないとわかりません。
食欲もあまりなく、小柄な子です。
今日の体重2.9kg。
歯の感じから4〜5歳になるかならないかという感じでした。
出会って3日目。
今日は、近づこうとする気配を感じると2〜3m逃げるくらいになっていました。
キャリーを置くと自分から入り蹲っていました。
1時間くらい様子を見て、そっと近づき、キャリーのドアを静かに閉めて、保護完了。
わたしがキャリーに近づいても気づかれ難い細工はしましたが、ドアを締めても暴れることもありませんでした。
病院で先生に抱っこされても、おとなしくしていました。
わたしが抱いていてもただただおとなしい。
具合が悪くておとなしいというより、人間と暮らしてきた温厚な子という感じです。
しっぽの障害のことを含め、避妊手術の有無や一通りの検査、爪きり、検便、ワクチン、ノミ取り、その他いつもの一通りの処置をお願いしてきました。
今週末には、詳細がわかると思います。
手術(しっぽ&避妊)するにしても、病院が込んでいる為、週末になる予定です。
諸検査の結果次第ですが、この子も一応、家族募集に加えますのでよろしくお願いします。
・・・もう仮名が浮かばない。。。
投稿者 aozora : 16:42 | コメント (2) | トラックバック
2007年04月17日
ひまと智の夜明け前
あられもない寝姿で爆睡するひま。
目が覚め、まずはグルーミングをしかける智。
あおぞら家の構図として、お決まりのパターン。
グルーミングは、いつしか殴り合いに・・・(ーー;)
この後お目々パッチリになったひまは、新聞屋さんの気配にくノ一のような走りで玄関へ一目散。
投稿者 aozora : 21:08 | コメント (4) | トラックバック
嫌な感じ・・・
会社に来ている子の数を間違えていた。。
8匹じゃなく9匹。
会社に来る猫達のページを作り直しながら、blogに貼り付けたしまにちゃんの写真を見たら、しまちゃんだった。
そして、しまちゃんが抜けていたことにもやっと気づいた。
あーー何というテイタラク・・・
なので、ここで、訂正しますm(__)m
正しい写真と名前は、会社に来る猫達のページです。
嫌な感じは9匹とういうことではない。。。
もっと、嫌な感じで…
昨日、新たに見かけたことのない猫出没!!!
会社の人が発見。
今日何回も来ていると…
そんな話を聞いたそばから、その猫はひょこひょこわたしの目前に現れた。
サビ、長毛。小柄。
幼子か大人か。
妊娠はしていまいか。
それよりも、放し飼いの子か、うちのない子か。。それが問題だ。
しっぽはフサフサしているが、妙にペッチャンコ。
あのしっぽが、怪我している状態でなければいいが。。
近づいて確認しようとしたら、走り去っていった。
今日も来るのだろうか・・・
投稿者 aozora : 04:56 | コメント (0) | トラックバック
2007年04月09日
しまに&ちびにゃり&しまにに(撮り直し分)
最近の写真が撮れていなかったしまにちゃんと写真のなかったちびにゃりの写真をUPしました。
これで、取り合えず8匹の姿だけお披露目できました。
しまに(縞ミケ、雌、4〜5歳) しまにに(縞ミケ、雌、4〜5歳) ちびにゃり(白茶、雄、1歳くらい)
ねこやまさん(http://www.fiberbit.net/user/narisan/index.html
http://narineko.blog80.fc2.com/blog-date-200703.html)
まきぼうさん(http://www.makibou.com/
http://www.makibou.com/scf_diary/scf_diary/20070407.html)
ひなさん(http://www.nekobaka.com/tomorrow/)
いつもいつもアピールありがとうございます。
帰ったらまとめたページを作ろうと思っていますので、どうぞよろしくお願いします。
追記
ねこやまさんのblog4/8に追記があります。
夏乃。もうねこやまさんに馴れました(*_*;
2007年04月07日
なっちゃん。病院から移動
今日病院から引き出し、ねこやまさん宅へ
すっかりおこりんぼのなっていた夏乃でした。
やっぱり、女の子。そして、サビ。
度胸がいいです。
ねこやまさんに我が家の面々と会っていただき、ねこやまさんの車で夏乃の病院。
そして、ねこやまさん宅へ。
ピョンタちゃん部屋へなっちゃんを放牧?
なっちゃんは、大きな声でしゃべりながら?泣きながら?隠れ場所を散策。
しばらくして、声がしなくなったので、ベランダからなっちゃん部屋を覗くと、カーテン越しに隠れてるなっちゃんと遭遇。般若顔。
初めてねこやまさん宅に着いた時のキジたろう君そっくりでした。
そして、ビビリのピョンちゃんの気配なし。
夏乃ことなっちゃんは、もう少し落ち着けば人馴れする感じです。
ただ、サビちゃんなので気ままで気位は高いと思います。
写真は、ねこやまさん宅に着いたばかりで、最初に隠れたトンネルでの1枚。
あまり、写りはよくないのですが、実物は愛らしい面立ちです。
脱!般若顔。
ねこやまさん。美人のなっちゃん顔をお披露目をよろしくお願いします。
なっちゃんの可愛い顔が撮れなかったので、すっかり凛々しくなったクレオとふんわり美人になったロミちゃんの写真を代わりにUP。
この二人も家族を大募集中です。
ねこやま家にお願いしている大勢の面々はこちらから↓
http://www.fiberbit.net/user/narisan/index.html
2007年04月06日
しまにに&きじとらお
ボケボケのわたしは、リュックの口を開けたまま出勤し、会社に着いたらデジカメがない。。。
もう本当に自分が嫌になります。
なので、取り合えず写りが悪いのですが携帯で撮ってみました。
しまにに(縞ミケ、雌、4〜5歳) きじとらお(雄、3〜5歳)
2007年04月05日
顔ぶれ
リミットが5月に決定しました。
取り合えず、写真だけ。
他の子達も順次UPしていきます。
ガッちゃん(3歳弱)雄 ロッシー(2〜3歳)、雄 ちょも5〜6歳、雄
この他、しまに(縞ミケ、雌、4〜5歳)、しまにに(縞ミケ、雌、4〜5歳)、きじとらお(雄、3〜5歳)、ちびにゃり(白茶、雄、1歳くらい)が、います。
お預かりしていただく場合も、家族に迎えていただく場合も、病院で然るべき処置、検査などを済ませてからお届けします。
尚、従来のスタンス通り、カンパなどの金銭及び物品要求は一切致しておりません。
ーー以下、「あおぞら」(http://aozora.nekobaka.com/)より抜粋ーー
お願いする前に、ワクチン接種、健康診断、エイズ・白血病検査、一般血液検査、検便検査、その時点での症状に合わせた必要処置(虫歯治療や歯垢除去なども含む)も責任を持って行います。
お願いする時点での検査結果表・今までの通院・病歴・検査結果表もお渡しいたします。
また、検査結果や必要処置(ワクチン接種も含む)の有無に偽りのないことを直接病院へお問い合わせいただけるよう病院の了承もいただきます。
これまでの医療費及びその他金銭的な要求は、一切行っておりません。
お願い致しますのは、この子達への一生涯に亘っての愛情と平穏な時間です。
ご理解・ご協力をどうぞよろしくお願いします。
ご質問もお受けしております。
一生いとおしんで下さる方、人間に裏切られた悲しみを理解して
この子達に平凡な日常を与えてあげてください。
青空夏海(あおぞらなつみ)
<東京都内>
完全室内飼い・ご自宅までのお届けをご了承お願いいたします