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2007年04月18日

飼い主のいない猫たち

この雨の中、また新顔が姿を現した。

ひまわりくらいの大きさの子。
白黒、短尾。
目が会うとトコトコ逃げて行った。
ごはん茶碗をかざし、呼びかけると、立ち止まり振り返った。
しばらくして、もう1度覗くと、少し寄って来て雨の中じっと座っていた。
もう1度お茶碗をかざし近寄ろうとすると、トコトコ走り去った。

1度も見かけたことの無い子。
ひまと同じくらいの大きさなので、多分1歳未満だと思う。
風貌からしても幼さが感じられた。


多分、崩壊した餌場があるのだと思う。

今週になってから、常連の子達の様子がどうもおかしい。
始めは、わたしが捕獲するぞというフェロモン?を爛々と出しているのかと思った。
昨日は、長毛サビちゃんのせいだと思った。
確かに、長毛サビちゃんは、元気な子達と違う独特のオーラをだしていたので、そのせいでみんなの様子が違っていたことも確かなのだが、餌場を無くした面々が、散々と徘徊しているのだと思う。

以前も同じようなことがあった。
やはり近隣からの苦情で、餌やり人達が一斉に手を引き、お腹をすかした子達が散々バラバラとご飯を求めて流れてきた。
勢力関係で、追われ、通り過ぎて行った子達もいた。
怯えながらも、これより先にはもう進めませんと、ビクビクしながらメンバーになった子達もいた。
統制が取れるまでには時間がかかる。
今、また同じことが起こっているのだと思った。

迷惑を被り、不快感から苦情を言う人には、

猫が、嫌いだと言う人。
猫が、嫌いになったと言う人。
猫を 嫌いになりそうだと言う人。
餌やり人が、嫌いだと言う人。

こんな感じだ。

話し合い、頭を下げ、考えられる限り、できる限りのことを実行して見せれば、一定の知的文化度、常識的な感情を持ち合わせている人なら、理解しようとしてくれる。
挨拶くらいは交わせるようになる。

それなのに、自称猫好き。
どうして、理解してもらえるよう歩み寄ろうという考えを持てないのか。
猫を嫌いじゃないという人まで、猫嫌いにさせる。
そのパワーの矛先は、決して方向を変えることは無い。

いつも思う。

可愛い可愛いと言いながら、仕方ないわねと手のひらを返せる自称猫好き。
それで、命を落とすようなことがあっても運命ねの一言で終わり。
しかし、近隣の苦情主に追い払われて姿を消すと、苦情主に猫殺しと悪態を吐く。
激情型の人は、路上で取っ組み合いまでする。
全ては、自分以外のせい。
お腹をすかしている猫に施す心優しい自分は、たった一つの揺るがない正義。
周囲の感情など一切お構いなし。

そして、孤立。
卑屈の限界まで到達。
被害者の小さな命は、仕方ないわよ。と、そこでTHE END。

そして、場所を変えて同じことを繰返す。

このような人達は、いつもぱなし。
やりっ放し。あげっ放し。産ませっ放し。怒らせっ放し。

失った命は幾つあったのだろう。
助かったであろう命は、いったい幾つあったのだろう。

小さな犠牲者を見る度、いつも思う。

今日のあの子は、明日もまたやってくるのだろうか。
雨の中の去って行った後姿をが、残像として離れない。
気がかりで心配だが、11匹目・・・正直怖い。

投稿者 aozora : 2007年04月18日 23:15

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