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2007年05月23日

ちびにゃり

本当にこの子は、日々どんな目にあっているのだろう。
恐怖心の塊みたいになっている。
忍びない思いを通り越し、いったい何がという疑問だけが過ぎるほど豹変している。
この子が壊れてしまうのではないかと、気が気でないほどだ。


信頼できる優しさを求めているはずなのに、日に日に怖がりになっているちびにゃり。
どんな恐怖がこの子をこうさせてしまったのか・・・
穏やかな表情を安心できる日々を取り戻させてあげたい。

恐怖心の塊の為、攻撃的になったちびにゃり。
その迫力は凄まじい。

この子の姿とダブるのは、まりもちゃんだ。
産毛のらすかる達を守るのに、全身全霊でごはんを持参するわたしを襲ってきた。
痩せて小柄なまりもちゃんだったが、わたしに飛び掛らんとする気迫は凄まじいものだった。

ちびにゃりも日に日に攻撃性を増している。
ちびにゃりの待つ植え込みに、気軽にごはんを置けないほどだ。
植え込みからの飛び掛り決行初日は、あまりの迫力に驚き、シリモチをついた。
そこへ、隣接するアパートの外壁工事に来ていた年配の職人さんが、子供でもいるの?と聞いてきた。
そんな問いかけをするくらいなので、猫に接したことのある方なのだろう。
わたしは、いえいえ、この子が子供なんです。と、答えた。
すると、職人さんは、よっぽど酷いことされたんだねぇと言った。

このことをひなさんとの電話で話した。
華奢でふんわりとした外見からは、ちょっと想像しづらいかもしれないが、大地なる母のように揺るぎない慈悲深さを兼ね備えているひなさんの言葉にハッとした。
きっと、ちびにゃりちゃんは、そういう表現でしか、自分の気持ちを訴えられない。
そんな方法しか思いつかない。できない。

自分の置かれた状況の変化についていけず、できなくなった・・・
何がなんだかわからなくなってしまった。

そうか、屈折したSOS・・・あまりにも凄まじいとわたしの目に映るのは、幸せを思い出し、また穏やかな日々を取り戻したいその思い。。

ごはんを催促に姿を現し、アイコンタクトでごはんを植え込みに持って来い!と言う。
わたしが行くと、猫道を抜け必ず先回りして待っているちびにゃり。

亀の歩みより鈍くても、対外の子は、わたしだけには警戒心を解してくる。
怒り方、威嚇の仕方も徐々に落ち着いてくる。

でも、その真逆を突進するちびにゃり。
あどけないその顔の奥に、切ないその表情の奥に、自分では抱えきれないほどの恐怖を人間が与えてしまった。

そんなことを思い巡らせて浮かぶのは、クラン君の昔の顔
でも今は、奈奈さん宅で全くの別猫になっている。
それには、流血を見ながらも辛抱強く、我慢強く、そして何よりも自分の痛みのようにクランの痛みや苦しみを共有してくださったからこその変化なのだが。

すっかり王子様という雰囲気になったクラン君もまだまだ家族募集中!!!pic_0000_1.jpg
奈奈さん宅のトラちゃんと寄り添うクラン君(写真右)

投稿者 aozora : 2007年05月23日 03:12

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