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2007年08月24日

しま

7月下旬にしまちゃん情報をいただいた。
ガッちゃんのことを連絡くださった方からだった。
やはり、わたしが思っていたテリトリーにいたしまちゃん。

8/3午前中にふくの病院を済ませ、午後は、酷暑の中にゃじさんが出向いてくださり、しまちゃん探しとポスター貼りを決行。
ポスターは、またもや大原ばあやさんが作製くださったm(__)m

4匹捜索当初は、ポスターは配るだけで貼るつもりは無かった。
余計なことに巻き込まれたくなかったからだ。
無責任は人達が、縦横無尽に寄ってくるのを避けたかったのだ。

しかし、いくつかの禁断の猫屋敷、猫おばさん達とも個別にコンタクトを取った。
これは、わたし一人ではとても出来なかったと思う。
今回のにゃじさんを始めとし、駆けつけてくださった方々のお力によるもの。

そして、あと1匹。しまだけになった。
1匹だけ探していることを不特定多数に知られるのと、複数を探していることを知られるのでは、リスクも雲泥の差だ。
今までにも何回も猫探しをしたが、1匹だけ探していても、探していることを多くの人に知られれば知られるほど、雑音が鬱陶しく入ってくる。

例えば、見つからないならうちの子をもらってくれないかとか、どこそこにもっと可哀想な子がいるとか・・・
どうにかしてくれないなら保健所に持ち込む、死んでしまう等々。
嫌な思いをしたことは数知れない。

今回の子達は、自分のテリトリーにいることは間違いないので、なるべく草の根で、最低限の人にしか知られずに探したかった。
とは言うものの、男の子のテリトリーは広く、また住宅ばかりが密集している地区なので、探すのも容易ではなかった。

今回のポスターも、しまちゃんのテリトリーと思われるごく限られた地域に30枚だけ貼った。
それは、しまちゃんを見かけた情報が欲しかったのではなく、しまににちゃんのように、しまちゃんを面倒見てくださっている方、もしくは可愛がってくださっている方がいるかどうか知りたかったからだ。

今月に入って、善意の情報ばかり幾つもいただいた。メールにも電話にも。
時間帯は、早朝から深夜に及んでいるが、みな同じ場所。
会社に来ていたリンオ君宅の敷地。
現在は、リンオ君のおうちの方が、リンオ君とメイちゃん(リンオ君のお姉さん猫)を長年可愛がっていただいたからと仰って、毎日ごはんをあげてくださっている。

しまちゃんだが、にゃじさんと捜索した3日。
今日はもう会えないと思い諦めかけたその時、ひょっこり姿を現した。
最初逃げたが、しまちゃんとわたしが呼ぶと立ち止まり振り返った。
捕獲器を仕掛け、その場から少し遠ざかると、捕獲器に近寄ってきた。
しかし、思った通り(それでは困るのだが)入らなかった。
捕獲器の外側から、ちょいちょいと餌を突付くようなことはしていたが、無理とわかると澄まして捕獲器の横に寝そべって、毛づくろいをしながら涼み始めた。
こうなると、絶対に入らない子なのだ。
長時間粘ったが、時間も遅くなってしまったので、この日は断念。
にゃじさん、遅くまでありがとうございました(今頃だけど・・・)

その後、わたしが行く時間帯には姿を現さず、まだ保護できないでいる。
しかし、リンオ君のお宅から連絡をいただいている。
リンオ君のお母さんが、しまちゃんと呼ぶと返事をしながら姿を現すそうだ。
しかし、1m以内には寄って来ない。

来週末お祭りなので、しまちゃんがどこかへ行ってしまうのではないかと心配くださり、今日連絡をいただいた。
お祭りの準備もあるので、来週早々には保護したいところなのだが、ちょっと難しそうだ。
しかし、お祭りがあってもそこを離れることは無いだろう。
ただ、用心して姿を現さず、ひもじい数日を過ごすかもしれない。
早く、保護してあげないと。
それには、うちの滞っている脱走対策をより厳重にしなければ・・・。

投稿者 aozora : 17:50 | コメント (0) | トラックバック

2007年08月22日

セラピナ・凜

8/19セラ診察、凜歯石除去のため入院。

凜の入院予約があったので、閉院時間間近に。
とはいっても、セラの診察もあるので、6時頃着くように出かけた。
今日は、道も平常。タクシーの運転手さんもテキパキした人で、30分くらいで到着。

2年前腎不全と診断され、定期的に検査をしている。
今はずっと落ち着いているので、1ヶ月に1度の定期健診で済んでいる。

しかし、今月始めくらいからご飯を食べる時、少し顔を傾け食べづらそうな仕草を時々していた。
凜は、これまで何回も歯石を除去してもらている。
幼い頃から、マキシガードを使ったり歯磨きをしたが、他の子より歯石がつきやすいタイプの子だった。
その上、歯磨きでさえ、ちょっとやると歯茎から血を出すタイプなので、自宅でのケアはなかなか難しかった。
強酸性水のほうが凜には効いていたようだ。
強酸性水を使用している時は、わたしにでも固まった歯石が鉗子でパリッと剥がれた。

しかし、腎不全と診断されてからは使用を止めた。
何となく、少しでも腎臓に負担をかけたくないという丸っきりの素人判断なのだが、両端の口角から1敵づつ点すだけでも、凜にとっては不愉快。ストレス。
なので、腎臓第一ということで止めた。

9日の定期検査時、血液検査の値がまあまあだったので、今なら麻酔も大丈夫とのことで、今回の予約をとった。
夏休みホテルの子達でいっぱいだったので、ちょっと時間が空いて今日の予約となった。
凜は調子が良いので、予定通り入院。

前回、拓哉がいつもに比べ麻酔が覚めづらく、手術の次の日もボーっとしていたこともあったので、拓より2歳年上で腎不全の凜は、大事を取って術後1日多く入院する予定。

ここの院長は、外科的手腕も見事なのだが、だからなのか医療機器にもかなりのこだわりを持っている。
今までも、機器が新規導入になると必ず嬉しそうに話してくれた(~_~;)
ずいぶん昔だが、強酸性水は、わたしが新聞でアトピーに効くという記事を読んで先生に色々伺った。
もちろん、妹のためではなく猫のため。
しばらくすると、高級な業務用の機器が導入された(笑)。
当時100万と聞いたような。
ちなみに家庭用は20万。買うなら、仕入れ価格で取ってあげるよと仰っていただいたが、置き場が無かったので断念。
後にアトピーだけではなく、口内の洗浄にも効き目があるよと薦められ、口内にも使用するようになった。
当時は、毎週のように通院していたので、その都度ボトル1〜2本を購入していた。

そもそも病院の医療機器にわたしが関心を持ち始めたのは、凜と涼の歯石除去始めて行おうとを思った時。
当時友人は、勉強させてくださいと多くの病院で無料奉仕をしていた。
学生の時から、彼女はこんなことを続けていたのだが、その彼女に、研磨器がある病院が少ないと聞いた。
なので、歯石除去する際、研磨器があるかどうか尋ねるようにと言われた。
すかさず、院長に尋ねると”もちろんあるよっ!”

現在の院長の自慢?は、麻酔器と人工呼吸器と呼吸ガスモニター、心電モニター、電気メス。
麻酔器、人工呼吸器、麻酔モニターは、いずれもオメダ製だそうだ。
麻酔モニターは、麻酔中の呼吸の状態:吸気と呼気の酸素濃度、二酸化炭素濃度、麻酔ガスの濃度、末梢の酸素飽和濃度、気道内圧、呼吸回数が一目で確認できるということ。
もちろん拓哉も凜もこれら自慢の機器を使っていただいて、留置針を入れてもらい、モニターをつけながらのことになるのだが、やはり全身麻酔。
高齢、腎不全の凜は、余計に慎重に慎重を重ねてとなる。

今回ついでに、3mix-mp法のことも尋ねてみた。
研究、勉強熱心な院長なので、良いと判断されることは次々に導入する先生なのだ。
人間の医療のことでも、新聞、ニュースで耳にすると、動物にはどうかと何かにつけ尋ねてしまう。
3mix-mp法については関心を示されたが、歯のつくり(構造?)が人間とは違うということ。
確か、エナメル質と象牙質?だったかな・・・(最近、物忘れが激しいので、確実なことはまた確認します)。
なので、3mix-mp法が人間ほどの効果が無いかもということだった。

ついでに補足しておくと、わたしも最近になって知ったのだが、人間のように猫の虫歯を治療してくれる病院が少ないということ。
うちの子達は昔からここの病院で歯石除去をお願いしていたので、その際、虫歯があると(もちろん、虫歯の進行具合にもよるが)治療しておいたからね!と、いう具合だった。
なので、ごくごく当たり前のことだと思っていたのだが、今回そのことを院長に話すと、微笑みながら
「そう?」と仰った。
「本当はね、治療した後、人間ほどではなくてももうちょっと続けて治療できればいいんだけどね。でも、猫の場合は、全身麻酔だからねぇ〜(-_-;)」
でも、夏香、JIJIなどは、治療していただいた虫歯が亡くなるまで進行しなかった。
そのことを告げると、院長はまたニコッと丹精な顔で微笑んだ。

全くのわたしだけの考えだが、外科的な技術には器用さが欠かせないと思っている。
外科手腕が優れていると、同じ手術を行うにも麻酔時間が少なくて済む。
ということは、麻酔の量も少なくてよい=身体への負担が軽い。

器用かどうか一番簡単に見分ける方法として、採血を重要視ししている(これも、わたしの個人的な考えだが)。
それは、大人しい子かどうかということ、固体の大きさに関係なくだ。
これまで多くの色んな病院にかかってみて、血液検査一つでこんなに違うものかと実感している。
よく、小さいから血検が可哀想と聞くが、どうして?と思っていた時期もあった。
小さいからという理由で血検ができないなんて、論外だと思っている。
マウス系の小動物は、検査もしないで麻酔手術してしまうっていうことになる。

さて、21日帰宅予定だった凜だが、20日の夕方、約束の時間に電話を入れると、もうお迎えで大丈夫とのこと。
幸い凜は虫歯も無かったため、すぐ覚醒する麻酔を使ってくださったからだ。
ただし、留置針を外していないという。
うちのお嬢様は、かなりご立腹のご様子(ーー;)

そう言えば、2回目の歯石除去の時、わたしたちが病院を去ると手がつけられない状態になり、病院から連絡が入ったことがあったのだ。
それなので、妹が病院へ出向き付き添って麻酔をかけてもらった。
普段は、全く大人しく診察をされる凜なのだが、わたしたちが付き添っている時に限る。

幼い頃、色んな病院で見捨てられた時、ある大学病院の教授に誉められたこともあった凜なのだが・・・
こんなに治療を嫌がり怒って暴れて抵抗するにも拘らず、引っ掻いたり噛み付いたりを全くしない。
なんていい子だ。珍しい。こんな子初めてだと。
ただし、わたしが付き添っていた。

3回目の歯石除去の時は、前もって麻酔時に病院へ出向いた。
その後は、付き添って手術ということは無かった。
もちろん、入院治療だけの場合は、手をつけられないほどのご立腹は無い。
同じ入院でも、凜には、麻酔=手術がわかるらしい。
多分、会話を理解していると思う。
凜は、賢い子なのだ。その分、頑固で、意固地で、意志強固だが。

涼が一緒に入院すると、また様子が違う。
同じケージにいなくても、気配でわかるので、多分安心するのだろう。

入院だけでなく、友人宅に預けた時もそうだった。
涼は、天真爛漫な子だったので、ひょこひょこマイペースで行動するのだが、凜は、二匹専用に部屋を用意してもらっても、タンスの裏から決して出てこなかった。
わたしが、迎えに行くとにゃぁ〜と即座にタンスの裏から駆け寄ってきた。
それを見た友人が、凜ちゃんは、○○ちゃん(わたしの愛称)の子って感じだね。と言った。
十数年前の何気ない一言だったが、今でも鮮明に覚えている。
その時の凜の表情も。
何とも言えず嬉しくて、得意な気持ちだった。
いまだにこの時のことを思い出すと、靴が鳴るほど心が弾む。

さて、今回も留置針を外せないわけではないが、少しでもストレスをかけないようにとの病院の配慮で、お迎えに行ってから外すことにしてくださったのだ。
妹が、病院のドアを開けた途端に凜の唸り声が、地響きのように共鳴していたらしい。
妹の「こんにちは〜」と、同時に「凜」と、入院室にも聞こえるように呼びかけると(診察時間過ぎていたので、患者さんはいなかった)、その瞬間から「うにゃぁ〜」と、変貌する凜。
病院中で笑われた。


セラ

セラは、前回より腫れがひどくなっていた。
特に左目寄りが腫れている。
そのため、左目が涙目になっている。
前回同様2.8kg。
今までに何度か生死をさ迷ったことのあるセラだが、その時は2kgを切ることもあった。
その後は、3kgくらいをずっとキープ。
ただ、両耳とも全く聞こえていない。
これは、もうちょっと前からだ。
今回のことと関係なく、加齢によるものとのこと。

血液検査では、内臓関係は年齢の割りに全てが良好な値で、何も問題は無い。
まず、腫瘍の検査だが、CTかMRI。
鍼灸治療をしていただいている病院で、数年前うーちゃんに受けさせようかどうかということがあったので、この施設のことは知っていた。
価格もびっくり価格なのだが(人間が保険適用外で受けるPET検査の料金より、高かった(T_T))、なんせ全身麻酔。
もちろん、かかりつけの病院の先生が付き添って連れて行ってくださるのだが・・・
ただ、先生の見立てでは悪性腫瘍。
そうすると、高齢のセラに全身麻酔をかけての検査が、果たして今後の治療にどこまで役立つか。
そもそも治癒確率の低い抗癌治療をセラに受けさせることが、果たしてセラのためになるのか・・・

鼻の粘膜をとって簡単に検査してもらったが、真菌はみつからず。
なので、肝臓の負担も心配だし、むやみに真菌の薬の投与は避ける。
もっと丹念な検査も、培養検査ももちろんあるのだが、これも全身麻酔。
麻酔をかけずにガリガリやる先生もいらっしゃるらしいのだが、それはそれは悲痛だそうだ。

ということで、第一段階の投薬から、第2段階の投薬治療へ。

それと、免疫UPのサプリも、アガリーペット〔(サメの軟骨入り)顆粒〕とサメの軟骨(粉末)だけのものと、サンプルで豚の胸腺(粉末)をいただいていた。
セラは、ごはんにこれらのものを混ぜると食べない。
うちの子達は、この手の騙しが利かない子が多いので困る。
しかしセラは、サメの軟骨は進んで舐めてくれ、豚の胸腺も水に溶けやすいので、サメの軟骨と混ぜて与えると抵抗無く舐めた。

アガリーペットも発売当初、ちゃんやさくらに試したが、ことごとく拒否された記憶しかない。
それに、当時のものは水にも溶けなかった。
効果があると自分に言い聞かせ与えていたが、即効性のない、まして薬でないものを抵抗する子達に無理やり与えるのは辛かった。

風ちゃんには、発芽霊芝も与えた。
あらゆる最先端医療に見放された友人の子供が、これによって奇跡の復活を遂げた。
(5年以上が経過しているが、今は普通の子と何ら変わり無い生活を送っており、有名進学校で彼女なんかがいたりして、青春を謳歌している。)
彼を生まれた時から見ていて、友人とその子の二人三脚の戦いも間近で見聞きしていたわたしは、友人に頼んで分けてもらった。
その発芽霊芝は、ある1ヶ所の人間の病院でしか手に入れることが出来なかったからだ。
人間の量で1ヶ月分10万だったが、猫はもっと少量なので、そんな値段にはならないが高価なものだった。
しかし、飲ませる時期も手遅れだったのだと今は思うが、風ちゃんには合わなかったのかもしれないとも思っている。
弱りきって、最後の力を振り絞って抵抗する風ちゃんに、これ飲まないと死んじゃうんだよと言い聞かせ、亡くなる前日まで、泣きながら、無理やり服用させていた。

自分の体験からも思うことだが、免疫力UPのサプリは、個体によって効く効かないがはっきりするものだと思う。
好む物、抵抗無く(味や飲みやすさではない)飲める物が、結局効き目を表すような気がしている。
わたしの場合、23匹を目の前に突きつけられた時、ストレスによる全身湿疹に見舞われた。
狂い死にしそうな痒みで、もちろん何ヶ所もの病院へも行き、飲み薬、塗り薬、精神安定剤も服用したが、一向に完治しなかった。
一番手っ取り早いのは、ストレスの原因である23匹の猫達から手をひくことだと言う病院もあった。
それが出来るくらいなら、こんな湿疹作ったりしないっ!と、思うと余計イライラが募った。
そんな時、偶然TV(確かTVKだったと思うが)で、免疫ミルクというものを紹介していた。
乳製品好きのわたしは、直感で早速購入。
TVでは、使っている病院の紹介とか、ガンも治癒した人もいるとやっていた。
まぁ、普通に見るとインチキ臭い。
しかし、その時のわたしは、これだと思った。
この免疫ミルクを飲みだし、2週間で湿疹は消えた。
しかし、猫は、23匹から32匹だったことが判明した(T_T)

今のわたしの1番の免疫力UP物は、青梅の梅酢。
梅干も梅酒も梅に関するものは全て大嫌いなのだが、やはりTVを見ていて青梅から作る梅酢に釘付けになり、毎年母に頼んで作ってもらっている。
梅々した香りが無いので、抵抗無く飲んでいる。

漢方も昔から調合してもらい、体質改善をしたり、その時の体調に合わせて処方していただき、わたしにとっては常備薬なのだが、桂皮だけは受け付けない。
桂皮とは、シナモン、ニッキなどだ。
なので、八ツ橋やシナモンロール、シナモンティーも昔から嫌いだった。
こんなものが口に入ると、蕁麻疹が出てしまう。
丁子(クローブ)も受け付けない。
どんなに美味しいウィスキーをだされても、クローブなんか入れられた日にゃ、下戸に変身してしまう。
と、いったように、先天的に受け付けないものがある。
訳も無く、わからないけど嫌いな物というのは、本能で拒否しているのだと思う。
わたしの体は、受け付けませんよと。

なので、現代の猫といえども、人間より多少本能が発達している動物は、もっと敏感なような気がする。
風ちゃん以来、サプリに関しては無理やり与えないことにしている。

効力は様々だが、猫達に割合受け付けてもらい易かったものは、マクロップ、イムラックなどの免疫ミルク類。
免疫ミルクは、初乳を濃縮したものなのだが、普通のミルクの成分ラクトフェリンの他にグロブリンGが入っている。この点が気に入っている。乳糖があるので、その辺は気をつけて与えないといけないのだが。

保護直後の子を預かっていただく時や神経質な子を迎えていただく時、与えられる子には免疫ミルクを持参させていた時期もあった。
特に環境に馴れ始めた頃、体調を壊すことが多いと思っていたので、1ヶ月くらいの投与をお願いしていた。その時期を越えると、すんなり体調維持できることが多い。

対外は投与してくださるが、投与させていただけなかった子に限って体調を崩し、投薬が必要になった。そんな子に限って、投薬が困難な状態にあり困った。

最近は、ビムロンが使いやすいと思っている。
数年前に奈奈さんに教えていただいてから、うちには常時置いている。
無味無臭で、量も本当に微量(猫なら1回に2.5mgくらい)ですむため、騙しの利かないうちの子達でも、ごはんに混ぜ抵抗無く食べる。
原液(粉末)では、2.5mgという量を量るのに苦労するのだが。
しかし、天然ヒトインターフェロンα経口投与剤のビムロンは、注射のインターフェロンなどと違い、残留や副作用もないので重宝している。

一番注意したいのは、サプリは、万能薬ではないという点。
それに、免疫ミルクにしろ、アガリクスにしろ、胡散臭いものもたくさん出回っているということ。
特に動物用となると、余計怪しい。
まぁ、病院で扱っていても全面的に信用は出来ないが、それを言い出したら何も与えられない。
結局、信用できる病院で扱っている物を信用することにしている。
もちろん、少しでも疑問があることは、率直に伝える。
そうすると、先生も率直に意見を聞かせてくださる。
なので、動物用のサプリ系は、医療機関で扱っているもの以外は購入しない。
だが、信用できる人の薦めてくれるものは別。
もちろん、そういう人は実体験に基づいて薦めてくれる。

セラにもビムロンをずっと与えていたが、今年に入って会社の子達に追われ、うちの子達のことにわたしの目が行き届いていなかった。セラにビムロンを与えない日々が続いた。
気がついた時には、全く投与していなかった。
そんなこんなで、気がついたら取り返しのつかないことに・・・

話は随分脱線したが、どうせ風ちゃん達みたいに舐めないだろうと思い、試しに6日分だけ処方してもらったアガリーペットサメ軟骨入りだが、以前より多少水に溶けやすくなっていた。
それに、これもセラは抵抗無く舐めてくれる。
偉いぞ!!セラ。
セラは、生きる気満々。
わたしが、へこんでいる場合ではない。

なので、次回は、アガリクスが混ざっていても抵抗無いのなら、アガリーペットのサメ軟骨入りももう少し処方してもらおうと思っている。
ただし、セラは尿路結石を患ったことがある。
ストルバイト結石。
1度は、あまりにも結石が大きくなっていたので、処方食では追いつかず開腹手術までした。
その後、尿路結石も膀胱炎も再発していないが、マグネシウム、カルシウムといったものが多そうなサメの軟骨にもちょっと不安があった。
院長に率直にその心配を伝えると、大丈夫だと思うけど、念のため、次回尿検査をしましょうということになった。

おなかも少し緩かったので、便も持参していた。
しかし、細菌などは出ていなかった。
ストレスは?と聞かれたが、マイペースなセラにあまり変わったことはない。
空もコットンにも気づいているのかどうかも怪しいくらいだ。
あるとすれば、腫瘍からのストレス。
常備薬の下痢止めがまだあることを伝えると、それを服用させてということだった。

こんな感じで、また少し様子を見ることとなった。

本人は、相変わらず食欲もあり、マイペースで生活しているが、鼻の腫れが見ていて辛い。
診察台の上では、無理やり補ていをされなければ、いたってリラックス。
以前は、ちぐらに入っているところをタオルケットで茶巾にし、無理やり搬送していたセラ。
今のセラとは、全くの別猫。
当時は、今のセラを想像すらできなかった。というより、想像することさえ眼中に無かった。
今では放っておくと、診察台の上で壁に寄りかかって毛づくろいまでしている。
院長先生にも、貫禄だねぇ〜と笑われる今のセラ。

セラは、グルーミングをしてもらうのが大好き!
以前は、世話好きのJIJIの前に頭を突き出し、舐めてくださいという毎日だった。
しかし、今、セラをグルーミングしてくれる子はいない。
なので、わたしに頭を突き出す。
そうでなくても猫だらけ毛だらけ生活なので、内心、肺に毛が蓄積しているのではないかと不安なのだが、セラが望むので、唇を閉じ、極力毛が口入らないように注意しながら、セラの要望に応える日々である。

投稿者 aozora : 17:50 | コメント (0) | トラックバック

2007年08月13日

幸福亀の”ふく”

8/12ふく奈奈さん宅の家族として迎えていただきました\(^o^)/

8/3ふくの病院(爬虫類専門)の予約日。
健康診断をしていただきました。
健康体。異常なし。
昨年10月にお申し出いただき、ふくの病院の先生に来年梅雨が明けたらとアドバイスいただき、めでたくこの日を迎えることが出来ました。

fukuidou1.jpgfukuidou2.jpg
移動中、キャリーの中から窓の外の景色に見入る”ふく”


8/12。久しぶりにお目にかかり、話が尽きず、朝早くから夜遅くまで入り浸ってしまいました。
お忙しいのはもちろん、みんなのママだったシャァちゃんが亡くなられて間もない上、とんだ災難に見舞われたにも拘らず、快く迎えていただいたふく!
ふく同様(否、ふく以上に)いつまでも心に残る真夏の1日となりました。
楽しい時間をありがとうございました♪
長寿なふくですが、末永くよろしくお願いします。


奈奈さんは、大量のホテイアオイを購入してふくを迎えてくださいました。
ふくは、ホテイアオイの浮かぶ日本庭園の大きな池を 最初戸惑いながらも大いに堪能していました。
ただ、環境とは恐ろしいもので、以前の飼い主宅でもうちでも狭い水槽しか知らないふく。
泳ぎが驚くほど下手でした(*_*;
手足バラバラ、溺れてかけているみたいな泳ぎ方・・・
でも、本人はいたくご満悦で、池を丹念に探索していました。

他のカメさんに比べて、かなり変わったカメの”ふく”。
確かに猫みたいなカメです。
それも、女の子の猫のような。
確固たる自我を持ち、それを人間のわかるようにはっきり意思表示をする子です。
そして、表情豊かな子でもあります。
喜怒哀楽もはっきりしていて、それを如実に表現します。
そのふくは、しばらくすると池の中でメグ・ライアンばりの笑顔でした(*^_^*)

わたしが奈奈さんと夢中でおしゃべりしている間も、ご主人がずっとふくを気にかけてくださり、ご主人に見守られながら、自然を謳歌しているような笑顔を振りまいて、のほほ〜んとすっかり順応しているふくの姿がそこにありました。
そのふくの様子を見て、先生が仰っていたことは大正解だと実感しました。

今日早速、奈奈さんからふくの様子をメールいただきました。
ふくはベランダにいても、薄暗くなってくると”うちへ入るぅ〜”と、水槽をよじ登ろうとし、激しく騒いで訴える子だったので、その点だけが気がかりだったのですが、何とふくは、朝立ったまま爆睡していたそうです。
立ったまま寝るカメ???

確かに、昨日も池の入り江に挟まって、動けなくなっているのかと思いふくを移動させたのですが、それにしては、何かにつけて大騒ぎするふくが、ジタバタもしないで暢気すぎると思っていたのですが、あれも休憩だったんだ。移動で疲れて、小休止してたんだと納得しました。
狭い水槽では、予想もできなかったふくの一面でした。

ふくのことなので、”苦労した甲斐あって、やっとパラダイスに到達した”なんて呟いていそうです(~_~;)

今日は、岩で甲羅干しもしていたというふく。
ドン臭いところがあったので、自分で這い上がれるかちょっと気になっていたのですが、よかった!!

縁側に奈奈さん宅の現ご長にゃんが現れると、大ジャンプで水の中へ入ったとのことでした。
”ふくちゃん。(すごい!飛びましたよ)”
と、お知らせいただきました。

やっぱり、ふくは人間好きっ!
日向ぼっこできる場所も岩もたくさんある広い敷地で、わざわざ人の気配がする縁側よりで甲羅干しとはっ!!

カメご飯も鯉ご飯もいらないとわがままをいうふくに、わざわざ煮干し片手に奈奈さんが池に入り、与えてくださったようです。
すみません。わがままに育てちゃって。。。

でも、ふくは、本当に福になったんだとしみじみ思いました。


それからもちろん、クラン、オルセン、パフィーともご対面してきました。
奈奈さんご夫妻の献身的なお世話によって、パニック障害を発症しなくなったクランは、あの頃の不幸な生い立ちは微塵も感じさせず、百獣の王のような貫禄さえ感じられるほど堂々としていました。
まさに、見違えていました。

オルセン、パフィーも人を信用する力を取り戻してきたようです♪
オルセンは、”この人嫌っ!”と言って逃げました(T_T)
気の強い美人のパフィーには”覗くんじゃないわよぉー。あっち行きなさいよっー”と怒られました。

温厚な性格と奈奈さんお墨付きの”クラン”


奈奈さん宅に伺うにあたって一番気になっていたのが、猫の長女奈奈ちゃんに嫌われずに迎えてもらえるかどうかということでした。
奈奈ちゃんは、気難しく、気高くて、人の好き嫌いもはっきりしている女王様だと伺っていたので、内心ドキドキ・・・
いざ、奈奈ちゃんとご対面させていただくことになり、”奈奈ちゃんこんにちはー”とご挨拶。
すると、そーっと近づいて来てくれました。
わたしも秘策を手にそーっと歩み寄ると、以外にも奈々ちゃんは、逃げませんでした。
秘策のお陰だとは思うのですが、小さな淑女の初めてのご挨拶をゆっくり受けたわたしは、ピノキオくらい鼻高々になってしまいました<^!^>
奈奈さん宅のにゃんず全員と顔合わせできて、わたしは嬉しかったのですが、多分ほぼ全員”こっち来るな〜”と悲願にも似た念を出していたような気がします。ごめんね。


おしゃべりに夢中になって、ほとんど写真を撮っていませんでした。
その代わりといっては何ですが、今まで奈奈さんに送っていただいてUPしていなかった写真をペタペタ!!

オルセン                クラン                    ニゴ君とクラン



トラちゃんとオルセン          クラン                  美人姉妹オルセン・パフィー


torakuran.jpg
クラン       ラブラブなクランとトラちゃん

投稿者 aozora : 16:33 | コメント (2) | トラックバック

2007年08月11日

東京湾大華火祭

毎年にゃじさんに誘っていただいたのですが、外の子達のお食事タイムと重なって、ずっと行けなかった花火大会。
今年は、念願かなってやっと行けました。

にゃじさんにチケット、特等席まで用意していただき、ド〜ンというお腹に響く音を感じながらの花火はもう忘れるくらい久しぶりでした♪

わたしもにゃじさんも大輪の枝垂れ柳が一番好き!!
ずっと尾を引き、余韻の残る枝垂れ柳。
火の粉を被るんじゃないかと思いながら見上げる花火は、まさに日本の夏!
お江戸の花!! 真夏の世の夢!!!
にゃじさん。素敵な真夏の一夜をありがとう。
ちなみに、にゃじさんご夫妻は、美男美女のナイスカップル!

あまりよく撮れていないけど、皆様にも真夏の世の夢のお裾分け。
最後は、連打の動画。


  

  

投稿者 aozora : 23:55 | コメント (0) | トラックバック

2007年08月10日

真綿のような白猫”コットン”

ガッちゃんが亡くなった2日後。
土曜の午前中。
お世話になった先生から電話が入った。
ガッちゃんのように、命にかかわる入院などの場合は別だが、電話を下さることはとても珍しい。

その先生の声が、弾んでいた。
ここだけの話、とても穏やかで優しい先生なのだが、電話ではとてもぶっきらぼうな感じを受ける。
シャイなせいだと思うのだが。

しろちゃんの保護主さんが今日迎えに来ると連絡があって、あおぞらさんのことを話したら、ぜひ里親さん探しをお願いしますと言ってきました。
なので、引き続き病院で里親さんを待てることになりました」との連絡だった。

実は、この子のことを偶然耳にしてから、ひどく気になっていた。
それで、保護主さんの了解が得られれば、わたしのサイトで募集をかけてみたいと伝えておいたのだった。
しかし、一向に保護主さんから病院に連絡が入らず、会社の子達きょんのこと、その他プライベートなことでも色々あるので、しろちゃんのことでヤキモキしていたわけではないが、ずっと心に引っかかっていた。
先生も同様。
この子にチャンスを与えてあげたいと思われていたようだった。

即、妹に先生のお話を伝え、しろちゃんのことを相談した。
エイズ・白血病も陰性。
人馴れもしていて、猫にもフレンドリー。
もすっかり落ち着いているし、うちで引き取りご縁を待つことを了承させた。
以外にも快諾したので、ちょっと驚いた。

その後、ゴチャゴチャしてすっかり遅くなってしまったが、本日診察終了時間ギリギリにしろポンを迎えに行った。
念のため、前日にもう1度フロントラインプラス、ドロンタールを処方していただき準備万端。

引き取り時に、わたしも白ポンの外時代ごはんをあげていた、という女性と待合室で遭遇。
ただの餌やりだけおばさんではないようだが、
「もっと可哀想な子がいるからそっちも云々。。。
たくさんいるなら、もう1匹くらい同じじゃない・・・」
よくいるタイプの勝手な猫おばさん言動にちょっとむかつき、ふざけんなっという思いを込めながら(目つきを鋭くしたつもりの顔で)、絶対受け付けませんという態度で、きっぱり丁寧に拒絶した。

とは言うものの只今入院中でここにいる子なので、先生に恐る恐る伺った。
すると先生が、
「この子は大丈夫ですよ。
保護したご夫妻が、あまりにも不憫(幼子で断脚手術を受けた)なので、もう外には絶対出せない。自分達で面倒みます」
と仰っていると教えてくださった。
先生は、あと1匹残っているしまちゃんのことも気にかけていてくださった。
それに、しろポンを押し付けて申し訳ないとも仰った。
わたしは、近い年齢の子が2匹いるし、うちはのほほ〜んとしたお馬鹿がほとんどなので、大丈夫です。
責任持ってお預かりします。ご縁が繋がるまで、責任持ってうちで育てます。と伝えた。
そして、4ヶ月近く預かっていただいているきょんのことを改めてお願いした。

しかししろポンは、大好きな先生と自分を引き離したわたしのことが、大っ嫌いのようだ(T_T)
病院を出てキャリー越しに覗くと、シャーッ、ペッ(ねこやまさん風表現)をした。

自宅に戻り放牧しようとしたが、長い入院暮らしと、あまりにも多くの面々に多少戸惑っているようで、キャリーから出てこない。
仕方が無いので、智お気に入りの猫テントを畳みブラック中ケージを設置。
専用の夏用カバーをかけ、前面部だけ素通し状態に。
わたしが見ると、キリリとした顔でシャーシャー怒るが、既にご飯も食べた。

ひまは、玄関を開けた途端、唸りながらカーテン裏に隠れた。
片っ端から、みんなのことを殴りつけてる。
まぁ、新人さんが来るといつものこと。
他の子達も順番に挨拶に行った。
お局様の誰か一人くらいは悪態をつくかと思ったが、長の凜が澄まして受け入れたので、ひま以外、誰もしろポンを拒絶しなかった。

今は、智が、初めて見る自分より幼い子に仲良くしようよと、ケージ越しにおなかを見せてコロンコロンしている。
と、思ったら、ケージの中のしろポンのごはんが気になっているようだ(^^ゞ

でもこの分なら、すぐ我が家にとけこめるだろう。
智お兄ちゃんお願いしますね♪

仮名をコットンとした。通称、コッちゃん♪

投稿者 aozora : 23:06 | コメント (0) | トラックバック

2007年08月09日

セラ

セラピナことセラ。
名前は、小学生の時読んだ童話の"へんなねこのセラピナ"から命名した。
今月始め、おなかを壊し、1日何も食べなかった。
どこの病院へ連れて行こうか獣医の友人に相談した。

17,8歳になるので近いところがいいのだが、しばらく健康診断をしていない。
なので、遠くても1番のかかりつけに連れて行ったほうがいいのか迷っていた。
もちろん、この暑さだし、具合が悪いのだからタクシーを利用するが、夏休み。
道が混んでる予感。
1時間もかかったら、セラも辛いだろうと思った。
なんせ、つい最近まで強敵だった子なので、いつも寝込みを襲い拉致するように病院へというパターンだった。
セラのかかったことのある病院は3ヶ所。
ケースバイケースで病院を選んでいた。

もともとおなかを壊しやすい子なのだが、猫部屋にいた頃も、エアコンの真下で女の子とは思えない腹出し姿の大股開きで爆睡。
人間が世話をしに行っても、気づかず寝入っていたこともある。
これじゃ、おなかを壊すよ。

そんな話を電話で延々としていたら、わたしの横に寄り添って寝ていたセラが、おもむろに起き、いきなりごはんを食べ始めた。
ひと安心。

脱水が多少あることを友人に伝えると、念のため輸液をしたほうが良いと言われたが、なんせついこの前まで触れなかった子。
この2ヶ月くらいで急激にわたしに懐いたが、輸液がきっかけで、また触れない子になってしまわないかと心配だった。
すると、水も飲みだした。
わたしの気持ちを察するかのようなセラが、とてもいとおしかった。

セラを注意深く観察していると、普通の生活に戻っていた。
でも、念のため、病院で処方してもらっている常備薬の一つである漢方系の下痢止めを飲ませ、ここは取り合えず一晩様子を見ることにした。
その後、まったく異常が無かったセラ。


しかし、一昨日くらいに鼻筋が腫れているような気がした。
セラは、数年前から慢性鼻気管炎になっていた。
でもこんな子なので、思うように投薬もできない。
目薬はもちろん、抗生剤なども騙し騙し与えていたが、気がつくと薬が吐き出してあることもしばしば。
本当に頑固で、意固地で、その上馬鹿じゃないので、手強い相手だった。
結局、慢性化してしまった。

なので、鼻腔炎か蓄膿症にでもなってしまったのかと思った。
またここで、病院選びに迷いすかさず友人に電話。
友人が、腫れは柔らかいのか硬いのかと聞くが、嫌々して触らせてくれないセラ。

結局、6月に巻き爪でお世話になった近い病院でとりあえず診察を受けることに。

すると、思いもかけない診断結果。
腫瘍、またはアスペルギルスのどちらかだということだった。
目の前が真っ暗に・・・

取り合えず5日分の薬を処方していただき、帰途に着く。
処方された消炎剤にちょっと疑問もあったので、早速友人に電話。
友人も気にしていてくれ、わたしの電話を待っていてくれた。
友人の強烈な薦めもあって、次の日掛かりつけの遠い病院へ。

しかし、予想通り道はすごい混雑。
おまけに久々に道を知らないドライバー。
その上、混雑とは別にチンタラ運転。
セラのことが気が気でないわたしは、かなり苛着いていた。
結局1時間もかかってしまった。

病院に到着。
やはり、この病院へ着き院長の顔をみると落ち着く。
信頼を置いて止まない病院。
友人の奨めで、輝時が始めてお世話になってから17年。
幾つもの大学病院も含めた病院で見放された幼子の凜も、こちらで命を救ってもらった。
その後も何十匹の子達がお世話になったか知れない。
他の病院で見放された知り合いの子達も院長に救ってもらい、長寿を全うした。
病院のカルテ棚何十軒分も うち1軒で占有している。

しかし、セラの診断は、昨日の病院と同じ。
年齢のことも考えてくださり、やはり様子を見ることに。
抗生剤と昨日の病院とは違うタイプの消炎剤を処方される。
それと、インターフェロン入りの目薬。
これは常備薬の一つなので、3本いただいて来た。

セラがわたしにべたつくようになって、一瞬一瞬がいとおし時間。
どうして、こんなにいとおしくかけがえの無い時間のように思うのだろう・・・ふと良からぬことも頭を過ぎったが、そんなことはないと一笑に付した2ヶ月前の瞬間を思い出した。

ミーティアちゃんとの1秒1秒がいとおしいと言っていた
ひなさんの優しく儚げな笑顔を思い出した。

そんなことを虚ろに思いながら、鬱陶しい嫌な暑さの暗闇の中、家路に向かった。

投稿者 aozora : 22:09 | コメント (0) | トラックバック

2007年08月03日

ふく!健康診断に行く!!!

昨年10月に健康診断、及び飼育相談に行ったきり久しぶりのふくの病院。

殺害が多発する現場から保護し、心に大きな傷を負ったクラン・オルセン・パフィーがお世話になっている奈奈さんに昨年10月ふくにお申し出をいただいていた。

ふくは、変温動物。キバラガメなので、お嫁入りは、来年の梅雨が明けてからと先生にご指導いただいていた。
いよいよ奈奈さん宅に迎えていただく梅雨明け。
と言うより、真夏真っ盛り過ぎっ!の今日この頃。

本当は、日が暮れて、少しでも気温が下がってからの予約を取ろうと思っていたが(ふくの病院は、爬虫類専門で、完全予約制)、会社の子達捕獲やうちの子達の通院、自分の病院の予約などがぎっしりで、ふくの予約が、思った時間に取れずにいた。

ふくのためにもタクシーで涼しくと思ったが、東京のど真ん中横断の道のり。
タクシー代云々もだが、それより時間がかかって、いつ着くやらという状態になること確実。
ふくは、ふく専用のキャリーに濡れたタオルを敷いて連れて行くのだが(保護して、初めて診察に行く時、先生に教えていただいた方法)、ヌマガメのふくは、陸に上がっている時間が長いと腎臓に負担がかかる。なので、移動時間は、短いほうが絶対にいい。
それで、予約可能な午前中の一番早い時間を予約した。
しかし、11時。
うだるようなこの暑さの中、ちょっと心配だったが、電車で移動。

今までの何回かの通院で、学んだことがある。
ふくは、狭いキャリーに入れられての移動が、ものすごく気に入らない。
病院へ向かう混んだ中央線の中で、おしっこと大きいほうを必ずしていた。

保護してまもなく健康診断に行った時は、劣悪な環境にいたせいでまだおなかの調子が悪く、ひどい異臭を漂わせての通院。
もちろん、ふくの電車代も払って乗車しているのだが、車中で、タオルを買えるわけにも行かず、かなり肩身の狭い思いで通院していた。

病院では、汚れたタオルに気づいてくださった先生が、タオルを漱ぐよう看護士さんに支持してくださり、臭いは漂っていないのだが、いつ臭いだすかと帰り道もドキドキしながら帰宅。
猫もそうだが、病院を出ると家に帰れるとわかるのか疲れるのか、騒がない。
ふくも行きは、キャリーの中でバッタバッタ暴れるのだが、帰りは粗相も無く、暴れもしない。

最初、ふくのために購入したキャリーは、リッチェルのベッドキャリー。ちなみにブルー。
5kgまで対応なので、うちの毛深者のしっぽ達には使えないが、ふくならOK。
それに下段部分がメッシュになっておらず深い。濡れたタオルを入れていても粗相をされても安心。
これなら、キャリーの中で向きも変えられるし、そう窮屈じゃないだろうと思い購入。

しかし、ふくは、車中キャリーの中で立ち上がり、暴れて何度もひっくり返った。
爬虫類というか、カメにも何の知識も無いわたしがただ1つ知っていること。
それは、カメはひっくり返ったら自分で元に戻れず死んでしまう((+_+))
幼い頃読んだ絵本か童話か、はたまたアニメだったか、わたしの遠い記憶の中にいたカメは、ひっくり返ったら死んでしまうだった。
わたしの唯一カメへの(間違った?、少なくともふくには当てはまらない)知識だったが、なんせ、ふくとは、否、爬虫類と接触するのは、わたしにとって未知との遭遇だったので、結構混んでる電車の中で、あせりまくり。
どうしよう、早く元に戻さないと、ふくが死んじゃう・・・

今となっては、笑い話で、なんて馬鹿なこと。子供じゃあるまいし・・・なのだが、パニクリ半分のわたしには、そんな余裕は全く無かった。
それに遠い記憶の中のカメだって、よく考えてみれば、ひっくり返ってご飯も水も口にすることが出来ず、長時間放置の場合だったと思うのだが、その時のわたしには、ひっくり返る=死になっていた。
ひっくり返ったら、内臓破裂みたいに思えたのだった。

でも、混んでいる車内で、立って乗っている状態。
ふくのキャリーを抱えてふくを戻すのは、かなり至難の業。
車内のドアを目指し移動。
ドアにキャリーを押し付け、どうにかふくを元に戻す。
しかし、キャリーのドアを閉めようとすると、ふくは立ち上がり、両手で阻止。
悪戦苦闘の末、やっとキャリーのドアを閉める。と、また、ふくがひっくり返っているではないか(゜o゜)
ひぇ〜っ!!
そして、死んでしまいますばりのふくのジタバタ。
ひえっ〜、ひえっ〜、ひえぇ〜っ!!!!!
と、パニクリながらキャリーのドアを開けようともたもたしていると、何と自分で元の状態に・・・
えっ!えっ!えぇっ〜!!!!!
ふくちゃんすごいっ!あんたは、えらいっ!すごいカメだ。器用な子だ・・・???

ふくは、移動の車中、ずっとこんなことを繰り返していた(T_T)
なので、爪を切っていないふくの暴れ具合は(ふくは、爪きりしないでいいそうだ)、何事っ?という感じの音を伴っている。
自然と周りの人の目が、ふくのキャリーに集中する。
何の音?何が、どうやって暴れているんだろうという好奇心の視線を真夏の太陽並に浴びる。
周りの人は、どうも犬でも猫でもないということには気づくらしいのだが、カメとは思わないようでそーっと何気にチラ見する。
チラ見されてるところに、ふくの鱗状の手が、キャリーのスリットからちょっとはみ出す。
すると、チラ見の視線軍は、好奇心をより駆り立てられジーーッと見入ってくる。
その期待に応えているかのように、またしてもスリットから手の先がにゅーっ。
更に、工事現場か阪神かというカラフルな顔をスリットに押し付けるふくの姿が・・・
おまけにふくは、目まで黄色のストライプ?ボーダー?入り。
その顔を押し当てて、バタバタ騒音を響かせているのだ。
仁王立ちしている姿に、心の中で、お前はおすもうさんかと突っ込みを入れる。

カメだとわからなくても爬虫類だと気づく人は多いようで、若い女性がわたしの傍からスーッと離れて行く(乗車代払ってるけどごめんなさい)。
多分、以前のわたしならそうしただろう。
だって、爬虫類。
怖い。。。
未だに、爬虫類は苦手だ。
カメもふく以外は、ちょっと怖い。
ついでに自分のうちで暮らしていた以外の魚も虫も甲殻類もみんな怖い。


わたしは、キャリーを手で撫でながら、ふくちゃん、静かに。ふくちゃん、静かに。と、小声で繰り返す。
カメに静かにっ!と語りかける変な人となって、電車に揺られるのであった。

そんな怖い思いをした1回目の通院に懲りて、今度はもっと小さいキャリーを購入。
小動物用の同じような形の物。
今度は、上面のクリアな部分に猫だか犬だかの足跡が浮き彫りになっている。ちなみにまたブルー。

うちでは無用の長物と化したかもしれない1個目のふく用キャリーだったが、ふく保護の1ヵ月後、子猫のひまがやって来た。
更にその1ヵ月後。
産毛のと遭遇。
まるで、キャリーを無駄にしないようにとでも言わんばかりに・・・。
これは、因果かはたまた縁というものなのか、未だ不明。

その後、ふくの通院は、乗車時間が5〜10分長くなるが、比較的座れる確率が高い総武線を利用することにした。

しかし、今回診察に向かう時は、病院の最寄り駅まで立ちっ放し。
今回粗相はなかったのだが、小さくなったキャリーでも器用に方向転換し、スリット越しに車内を見回し、手を出し、カチャカチャ。暴れるのは相変わらず。
でも、このキャリーにしてからひっくり返ることは無かったので安心通院。
今回は座席に向かい、立って乗車。
相変わらず周囲からは、好奇心いっぱいの真夏の日差しにも負けない視線集中。
それにも慣れていたわたしは、余裕の通院。

わたしの前に座っていたのは、多分、20代前半の小柄で色白の綺麗な女性。
こっくりこっくり電車に合わせて気持ちよさそうに目を閉じていた。
しかし、ふくのカチャカチャにふと目を開けた。
また直ぐに目を閉じようとしたその時、ふくの手先が目に留まった模様。
その綺麗な彼女は、パッチリした大きな二重の目を見開いて一点凝視。
ふくも、その女性を見つめ、キャリーの中で仁王立ちしていた。
その女性は、しばらくの間ふくのキャリーをジーーッと見ていた。
そして、このキャリーの中身は何???といった感じで、お地蔵さんのように固まって観察。
1分くらいは見つめられていたふく。
その間、ふくも微動だにせず、立ったまま黄色いおなかと自慢の?カラフルな顔を正面きって彼女に向けていた。
オイオイ、美人比べのつもりかよっ!!確かに、鼻筋はふくの勝ちっ!と、心の中で判定を下す。

そして、観察し終わった彼女は、カメと気づいたのか、先ほどのリラックスした趣きは取り戻せず、静かに顔を伏せ、目を閉じた。
すると、ふくは何を思ったのか、あなたも綺麗よ!とでも言うように、彼女の方だけを見つめ、彼女にコンタクトを取っているかのように彼女に集中。
そして、彼女方向のキャリー側面全面を使って、右往左往。
カチャカチャカチャカチャ・・・
ふくの音に、そーっと上目遣いに目を開ける彼女。
ブライス人形のような彼女の大きな瞳が、忙しいワイパーのようにふくの動きに合わせ、右往左往。

人間の彼女がわたし達より2駅前で降りるまで、わたしは、2人の女性(良くも悪くも女という言葉がぴったりのふく)から、目が話せなくなってしまった。
微笑ましいやら可笑しいやらで、ちょっとの間この酷暑から逃れられた。

そして、いよいよ病院駅。
しかし、驚くほど、否、方向を掌る神経が無いと断言できるほどの方向音痴、且つ道順を覚えられないわたしは、今回も迷わず迷った。
わたしの掛かりつけの大学病院の隣の方ということはわかっているのだが、どっち方向の隣の方なのかがわからなくなる。
大学病院も大学に関係した幾つもの建物が、襲い掛かるように立ち並んでいるので、目印になるものが無く、迷わず迷ってしまうのだ。
そして、人間の大学病院の前に辿り着いたところで、ふくが熱中症にならないよう迷わず電話。
毎回、道順を教えてもらう(ーー;)

そうこうして、やっと到着。

先生にアドバイスをいただくにあたって、より細かいことをご指導いただけるように奈奈さんにお願いして、池の写真を送っていただいていた。それを持参した。
前もって質問を箇条書きして、聞き漏らすことの無い様、一つ一つ自分では用心深く伺ったつもりでいたが、どうも珍問答になっていたようだ。
でも、しっかり伺った?
そして、細かいことも含め、ふくの健康状態や初めての池生活のことで色々心配があったのだが、ふくの健康状態も問題なし。

そして、珍問答ながらも先生の言葉、ご指導で、ふくの池生活の心配も一掃?・・・一笑した。
何よりもわたしが今回の診察で注目したのは、先生の言動。
オイッ!オイッ!と、心の中で突っ込んでいた(^。^)

持参した池の写真に先生が釘付けになってしまった。
ふくを見ているより、写真を見ている時間のほうが長かったような・・・
そして、初めてご覧になった池の写真なのに、指差しながら、わたしに池の説明をしてくださった。
好い池だということを丹念に・・・^_^;
そして、カメ大好きな先生は、いいなぁ、羨ましい・・・等々連発しきり。

病院の水槽の中のカメさん達を見ながら、ふくの頭を撫で、
”この子は幸せ者ですね。最高の環境だ!ここなら、日向ぼっこしながらゆっくり暮らせますよ。”と、仰ってくださり、
”亀と鯉がいる池。いいなぁ”と。
先生のいいなぁ〜話は、ふくの診察時間いっぱい続いた。
先生が、あまりにもふくのことを喜び祝ってくださったので、わたしも一層嬉しくなって、帰り道奈奈さんにメールせずにはいられなかった。

わたし:おやつを食べすぎた後、日向ぼっこを長い時間した時(疲れ?)尿酸が少し出る。

先生:体重も増えているし(2.35kg)元気もあるので、問題なし

わたし:目見づらい?嗅覚衰え?(少ない餌を見つけ辛いような気がする・・・)

先生:それだったら小粒ではなく大粒の餌を好むはず
小粒の餌を好むということは、その心配なし

わたし:陸にいることが多い気がする

先生:具合が悪いと陸にいることが多いが、ふくは順調に体重も増えているので、心配なし

わたし:頭のふわふわ

先生:脱皮

わたし:手足出口の甲羅の赤味

先生:汚れ・・・^^;

わたし:餌が気に入らない時、待ちきれない時、便を食べる

先生:一度食べる癖がつくと直らない。
ひもじかった時そうしてしのいだのでしょう。
でも、こんな環境の好い池にいられれば、気にしなくていいでしょう・・・(先生、答えになっていないと思いますと心の中で呟いた^^;)

わたし:外に出したら

@のんきなところがあり、水中でしかご飯を食べないので、鯉に圧倒されご飯を食べられないのでは?

先生:これだけの池なので、葉っぱを食べるでしょう。
葉っぱ食べちゃいますけど、大丈夫ですか?

わたし:(即答で勝手に)大丈夫です。
そういうことは、理解してくださる方なので。

先生:ほーーーっ。
それはよかった。
これだけの庭なのに、いい方ですね。すごいなぁ〜
ミミズとか虫もいるでしょうし、飢えることはないですよ。

わたし:あっ、虫も食べるんですよね--;

先生:何でも食べますよ。
葉っぱは、食べるようになりましたか?

わたし:いえ。相変わらず口に入れてペッて吐き出します・・・

先生:根気よくやっていけば、食べるようになるでしょう。
このくらいの年になれば、もう草食でいいので。
(野生の亀は、ふくくらいの年齢になると草食になっているそうだ)
この子は、鯉を苛めることはないでしょう。

わたし:苛められることは・・・

先生:大丈夫です・・(笑)

A外での行動範囲

先生:特にないです

わたし:・・・

先生:(写真を見ながら)
柵がありますよ。

わたし:柵をつけていただいたほうがいいのでしょうか?

先生:これだけの池に柵は無理ですよ。まぁ、これだけの池だから、気に入るでしょう。
ほら(写真を指差しながら)、浅いところも深いところもあるし。

わたし:敷地は、●uあるそうです。

先生:それもすごいな。
いいですね〜。
本当に幸せな子だなぁ〜
いいなぁ〜(何度も)

わたし:この子は、段差をなくしてなだらかにしてあげても高いところの上るのが苦手なんですが(写真を指差しながら)、こんな所とか上れるでしょうか?

先生:大丈夫ですよ。上れますよ。

わたし:もし、この池が気に入らなかったら、どこかへ行っちゃいますか?

先生:行っちゃうでしょうね。

わたし:周りには林とかもあるみたいなんですが。
迷ったら、飢え死にしちゃいますか?

先生:まぁ、迷子になって帰って来られなければ。でも、林で誰かに拾われるかもしれないし・・・
大丈夫でしょう。この池なら気に入るでしょう。
敷地も広いし、どこかは気に入るでしょう。(先生、何度も写真に見入る)

わたし:・・・

先生:台風とか来て、鯉も流されてしまうような洪水になって流されちゃったら、帰ってこられないですけど、それはもう仕方ないでしょう。

わたし:じゃぁ、台風の時なんかは、家へ入れていただいたほうがいいですか?

先生:(またまた写真を指差しながら)こっちの方とか、どこかに逃げるでしょうから、まぁ、大丈夫でしょう。
わたし:・・・

B冬眠

先生:(恒例。写真を指差しながら)ここら辺の深いところに潜って、冬眠するでしょう。
ほら、ここ深いでしょ!

わたし:冬眠中も目を覚ますことがあるって読んだんですけど。

先生:ありますよ。

わたし:ごはんは?

先生:鯉のご飯食べるでしょう。
この子は、もう鯉のご飯でいいですからね。

わたし:鯉のご飯。3日続くと食べないんですけど。

先生:この環境に行けば、食べるものはいっぱいあるから大丈夫ですよ。

わたし:冬眠中の一時目覚めの時は?

先生:何でもあるから大丈夫ですよ。
自然の中では何もしないで、大丈夫。

C外敵

わたし:ご近所の放し飼いの猫・犬。それと、●(とある野生動物)

先生:猫と●は大丈夫です。
ただ、大型犬は、このくらいの子(ふく)を食べたり、かみ殺したりする子がいるから、その辺は注意してもらってください。

わたし:大型犬。食べるんですか・・・

先生:結構あるんですよ。

わたし:絶句!!

わたし:●●(奈奈さんお住まいの地区)に、カメ専用の病院ありますか?

先生:んーーー(しばらく考え)。
ないですねぇ〜。

わたし:・・・

先生:大丈夫ですよ!
こんな池に住めれば、病気になんかならないですよ!

わたし:(~_~;)
※確かにカメのほとんどの病気は、水槽飼いでのトラブルから起こるものらしい。先生の著書”カメの家庭医学”にもそう書いてある

このあとも色々お話させていただいたのだが、よく覚えていない・・・

またまたまた池の写真を目にした先生は、天井を見上げながら、
”庭を見渡して、この子が日向ぼっこしてたら気持ちが落ち着いて和みますよ・・・etc”


真夏真っ盛り。11時半。
病院を後にする。
今日も期待にもれず酷暑。
ふくが少しでも暑くないよう日傘を差しているが、信号待ちの短い時間でさえ、アスファルトの熱が足の甲に反射し、ジリジリ痛い。
しかし、夏の暑さをしっかり体で受け止められることも幸せなんだと感じる帰り道。
この暑さを感じることが、生きている証であるような気がしていた。
生まれて初めての爬虫類。
キバラガメのふくちゃん。
1年間、よく我慢したね。
その分、うんと幸せになれるんだね。

太陽も狂おしいまでの暑さでふくを祝福してるような気がした。
異邦人の太陽、ボサツ日記の黄色い太陽を思い出していた。
そして、太陽がいっぱいが頭の中で鳴り響き、白昼夢の真っ只中に引き込まれるような気がした。
慌てて、信号を足早に渡った。
いい夏だっ!

投稿者 aozora : 23:08 | コメント (2) | トラックバック

2007年08月01日

ガッちゃん

ガッちゃんのことで、コメントやメール、電話など、たくさんの方に励ましていただきました。
ありがとうございました。

ガッちゃんは、ストレス性の膀胱炎が原因ではありませんでした。
だからといって、ガッちゃんが戻って来てくれるわけではないのですが、サイトのガッちゃんのページを一部修正してあります。

ガッちゃんの病状の推移を詳しく書かなければいけないと思いつつ、どうしても気持ちがついて来ず、書き散らしたメモの束を取り出し、目にしてはまた仕舞い込むということを何度も繰り返し書けずにいます。
先生には、その都度ご説明いただいています。
また、わたしからもご質問させていただいたり、ご相談もさせていただきました。
そして、出来る限りの治療をお願いしました。
先生は休みも返上してくださり、また昼夜問わずガッちゃんの治療にあたってくださいました。

そして、ガッちゃんを最後まで見守ってくださった後、わたしのフォローまでしてくださいました。
親友である獣医にも色々相談にのってもらいました。

今回のガッちゃんのことについては、様々な考えや意見もあります。
ただ今のわたしが、今の状況で思うことは、先生に感謝の言葉しかありません。
それと、支えてくれた友人達、何の得策も無く純粋に励まし続けてくださった方々にただただ感謝を伝えたいと言うことだけです。

そして、人は人によって救われるということを 改めて強く感じました。身に沁みました。
ありがとうございました。

gaccganlast1.jpg

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