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2009年07月06日

別れても・・尚

拓哉と会えなくなって1年が過ぎた。

それなのに、1年後に拓哉がわたしに形あるプレゼントをくれた。
動かなくなった拓哉から2度目のプレゼント。
拓哉の精一杯のプレゼント。
拓哉らしいささやかなプレゼント。
拓哉がわたしを喜ばせようとしてくれているのが、ひしひしと伝わってきた。

昨日外出から戻る途中、拓哉に会ったのは1年前の今頃の時間だったと妹に話す。
1年前のあの日、あの時間、意識があり、感情があり、呼吸をしている拓哉とあった最後の時間。

最後の最後までわたしをすがるように見つめて、先生に抱かれ入院室へ戻った拓哉。
次の日もまた感情のある拓哉に会うつもりだった。
会えることを疑わなかった。
拓哉の様子が辛くなさそうだったら、抱っこして・・抱きしめて、たっ君と話をするつもりだった。

後悔。
自分自身に関することなら、悔やんでも時間をかけてそれを消化してきた。
しかし、拓哉のことだけは、無機質な冷たく鋭いガラスの破片を一生胸に深く深く挿し、後悔という血を流し続ける。
そうしなければいけない。

あんなにわたしを思って、頼って、すがった拓哉の最後の最後の望みを受け止めることfが出来なかったのだから。
気づいてあげられなかったのだから。
いじらしいほど、わたしの全てを許し、受け入れてくれた拓哉の最後の望みを最後の叫びを見逃したのだから。

拓哉が哀れでならない。
拓哉が可哀想でならない。

わたしだけをみつめていた拓哉。 
わたしだけが望みだった拓哉。

わたしにたっくんと声をかけられることを
わたしにたっくんと微笑んでもらうことだけが生きがいだった拓哉。

たっくん、たっくんと呼ぶと、わたしを一身に見つめ必ず走り寄って来た拓哉。
まだまだ、まだまだずっと呼び続けるから、呼び足りないから
その時間が止まることなど わたしは絶対許せない。

外の子にどんどん時間を与えて
どんどん新しい子がやって来て
どんどん笑うことが無くなった拓哉。

わたしとの時間がどんどん減って、どんどん淋しくなっていた拓哉。

たっくんがわたしの目の前にいないことを わたしは認めない。
拓哉がもう一度笑えるまで・・・
拓哉がわたしをうれしそうに見つめてくれるまで。
わたしには、絶対認められない。
拓哉が幸せのゴロゴロをもういわないなんて。。。

カッシーもたっくんをずっと覚えている。
拓哉のゴロゴロを待ち望んでいる。

 


投稿者 aozora : 2009年07月06日 10:52

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