2007年01月22日

輝時(きじ)ー07,01,21最後のお別れー

海の藻屑。
ここのところ、そんな単語が遠くのほうに浮かんでいる。


明けない夜は無い。
春が訪れない冬はない。

しかし、昨晩より重く暗い夜がのしかかる。
凍結したまま、春夏をやり過ごし、更に厚みを帯びて更に凍結する冬が又来る。

その辛苦に耐えるだけの精神力、体力を 真っ暗闇でも、凍結して身動きが出来なくても、持続していかなければならない。
否、更に強化し、支えていかなければならない。

昨年新たな保険に加入した。
抱えている子達がこんなにいなければ、わたしが野垂死にしても自業自得なので入らなかったと思うが、
今の子達が路頭に迷わないようにという思いでもう一つ加入した。

しかし、今のわたしには海の藻屑と化すことも難しい。
小さなたくさんの瞳が、真直ぐにわたしを見つめているから。
今のわたしがなれるとしたら、海の藻屑ではなく、せいぜい海のもずくといったところだ。

がんばらなくっちゃ。
がんばり続けなくっちゃ。
この子達が、呼吸している限り。この子達を守らなければ。
諦めてはならない。
星明りの無い夜でも、桜の咲かない春でも。諦めてはならない。


輝時。まだまだそっちに行ってわたしへの抗議、不満を聞いてあげられそうに無い。
生きてるうちもいつも待たせてばっかりだったけど、まだまだ待たせ続けなくちゃいけない。ごめんね。

元祖長女。輝時。女の子だから、出会ったとき若く見積もったよね。
1歳って。
うちの両親のもとへ行くんだから、年齢なんていくつでもいいと思ってた・・・
だから、輝時は16歳だったて、葬儀社の人に申告した。よかったかなぁ。
本当は、17?18?もしかして20歳だったのかな?

大好きだよ。
離れていてもかけがえの無い大きな大きな存在だったよ。
支えだったよ。
自慢だったよ。
色んな思いを伝えてくれたね。わたしを育ててくれたよ。。輝時。
輝時。出会えて幸せだったよ。


もう、がんばらなくていいからね。
もう、お母さんとお父さんのもとへとっくに飛んで帰ってるね。きっと。


見守っててね。
倒れないよう、挫けないよう、立ち止まらないよう。見守っててね。

シニア3匹。新たな家族が増えるから。
会社の子達も時間が無いんだ。
守り通せるかな。救ってあげられるかな。怖いよ、輝時。

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投稿者 aozora : 22:46 | コメント (5)