2007年08月13日
幸福亀の”ふく”
8/12ふくは奈奈さん宅の家族として迎えていただきました\(^o^)/
8/3ふくの病院(爬虫類専門)の予約日。
健康診断をしていただきました。
健康体。異常なし。
昨年10月にお申し出いただき、ふくの病院の先生に来年梅雨が明けたらとアドバイスいただき、めでたくこの日を迎えることが出来ました。
移動中、キャリーの中から窓の外の景色に見入る”ふく”
8/12。久しぶりにお目にかかり、話が尽きず、朝早くから夜遅くまで入り浸ってしまいました。
お忙しいのはもちろん、みんなのママだったシャァちゃんが亡くなられて間もない上、とんだ災難に見舞われたにも拘らず、快く迎えていただいたふく!
ふく同様(否、ふく以上に)いつまでも心に残る真夏の1日となりました。
楽しい時間をありがとうございました♪
長寿なふくですが、末永くよろしくお願いします。
奈奈さんは、大量のホテイアオイを購入してふくを迎えてくださいました。
ふくは、ホテイアオイの浮かぶ日本庭園の大きな池を 最初戸惑いながらも大いに堪能していました。
ただ、環境とは恐ろしいもので、以前の飼い主宅でもうちでも狭い水槽しか知らないふく。
泳ぎが驚くほど下手でした(*_*;
手足バラバラ、溺れてかけているみたいな泳ぎ方・・・
でも、本人はいたくご満悦で、池を丹念に探索していました。
他のカメさんに比べて、かなり変わったカメの”ふく”。
確かに猫みたいなカメです。
それも、女の子の猫のような。
確固たる自我を持ち、それを人間のわかるようにはっきり意思表示をする子です。
そして、表情豊かな子でもあります。
喜怒哀楽もはっきりしていて、それを如実に表現します。
そのふくは、しばらくすると池の中でメグ・ライアンばりの笑顔でした(*^_^*)
わたしが奈奈さんと夢中でおしゃべりしている間も、ご主人がずっとふくを気にかけてくださり、ご主人に見守られながら、自然を謳歌しているような笑顔を振りまいて、のほほ〜んとすっかり順応しているふくの姿がそこにありました。
そのふくの様子を見て、先生が仰っていたことは大正解だと実感しました。
今日早速、奈奈さんからふくの様子をメールいただきました。
ふくはベランダにいても、薄暗くなってくると”うちへ入るぅ〜”と、水槽をよじ登ろうとし、激しく騒いで訴える子だったので、その点だけが気がかりだったのですが、何とふくは、朝立ったまま爆睡していたそうです。
立ったまま寝るカメ???
確かに、昨日も池の入り江に挟まって、動けなくなっているのかと思いふくを移動させたのですが、それにしては、何かにつけて大騒ぎするふくが、ジタバタもしないで暢気すぎると思っていたのですが、あれも休憩だったんだ。移動で疲れて、小休止してたんだと納得しました。
狭い水槽では、予想もできなかったふくの一面でした。
ふくのことなので、”苦労した甲斐あって、やっとパラダイスに到達した”なんて呟いていそうです(~_~;)
今日は、岩で甲羅干しもしていたというふく。
ドン臭いところがあったので、自分で這い上がれるかちょっと気になっていたのですが、よかった!!
縁側に奈奈さん宅の現ご長にゃんが現れると、大ジャンプで水の中へ入ったとのことでした。
”ふくちゃん。(すごい!飛びましたよ)”
と、お知らせいただきました。
やっぱり、ふくは人間好きっ!
日向ぼっこできる場所も岩もたくさんある広い敷地で、わざわざ人の気配がする縁側よりで甲羅干しとはっ!!
カメご飯も鯉ご飯もいらないとわがままをいうふくに、わざわざ煮干し片手に奈奈さんが池に入り、与えてくださったようです。
すみません。わがままに育てちゃって。。。
でも、ふくは、本当に福になったんだとしみじみ思いました。
それからもちろん、クラン、オルセン、パフィーともご対面してきました。
奈奈さんご夫妻の献身的なお世話によって、パニック障害を発症しなくなったクランは、あの頃の不幸な生い立ちは微塵も感じさせず、百獣の王のような貫禄さえ感じられるほど堂々としていました。
まさに、見違えていました。
オルセン、パフィーも人を信用する力を取り戻してきたようです♪
オルセンは、”この人嫌っ!”と言って逃げました(T_T)
気の強い美人のパフィーには”覗くんじゃないわよぉー。あっち行きなさいよっー”と怒られました。
温厚な性格と奈奈さんお墨付きの”クラン”
奈奈さん宅に伺うにあたって一番気になっていたのが、猫の長女奈奈ちゃんに嫌われずに迎えてもらえるかどうかということでした。
奈奈ちゃんは、気難しく、気高くて、人の好き嫌いもはっきりしている女王様だと伺っていたので、内心ドキドキ・・・
いざ、奈奈ちゃんとご対面させていただくことになり、”奈奈ちゃんこんにちはー”とご挨拶。
すると、そーっと近づいて来てくれました。
わたしも秘策を手にそーっと歩み寄ると、以外にも奈々ちゃんは、逃げませんでした。
秘策のお陰だとは思うのですが、小さな淑女の初めてのご挨拶をゆっくり受けたわたしは、ピノキオくらい鼻高々になってしまいました<^!^>
奈奈さん宅のにゃんず全員と顔合わせできて、わたしは嬉しかったのですが、多分ほぼ全員”こっち来るな〜”と悲願にも似た念を出していたような気がします。ごめんね。
おしゃべりに夢中になって、ほとんど写真を撮っていませんでした。
その代わりといっては何ですが、今まで奈奈さんに送っていただいてUPしていなかった写真をペタペタ!!
オルセン クラン ニゴ君とクラン
投稿者 aozora : 16:33 | コメント (2) | トラックバック
2007年08月03日
ふく!健康診断に行く!!!
昨年10月に健康診断、及び飼育相談に行ったきり久しぶりのふくの病院。
殺害が多発する現場から保護し、心に大きな傷を負ったクラン・オルセン・パフィーがお世話になっている奈奈さんに昨年10月ふくにお申し出をいただいていた。
ふくは、変温動物。キバラガメなので、お嫁入りは、来年の梅雨が明けてからと先生にご指導いただいていた。
いよいよ奈奈さん宅に迎えていただく梅雨明け。
と言うより、真夏真っ盛り過ぎっ!の今日この頃。
本当は、日が暮れて、少しでも気温が下がってからの予約を取ろうと思っていたが(ふくの病院は、爬虫類専門で、完全予約制)、会社の子達捕獲やうちの子達の通院、自分の病院の予約などがぎっしりで、ふくの予約が、思った時間に取れずにいた。
ふくのためにもタクシーで涼しくと思ったが、東京のど真ん中横断の道のり。
タクシー代云々もだが、それより時間がかかって、いつ着くやらという状態になること確実。
ふくは、ふく専用のキャリーに濡れたタオルを敷いて連れて行くのだが(保護して、初めて診察に行く時、先生に教えていただいた方法)、ヌマガメのふくは、陸に上がっている時間が長いと腎臓に負担がかかる。なので、移動時間は、短いほうが絶対にいい。
それで、予約可能な午前中の一番早い時間を予約した。
しかし、11時。
うだるようなこの暑さの中、ちょっと心配だったが、電車で移動。
今までの何回かの通院で、学んだことがある。
ふくは、狭いキャリーに入れられての移動が、ものすごく気に入らない。
病院へ向かう混んだ中央線の中で、おしっこと大きいほうを必ずしていた。
保護してまもなく健康診断に行った時は、劣悪な環境にいたせいでまだおなかの調子が悪く、ひどい異臭を漂わせての通院。
もちろん、ふくの電車代も払って乗車しているのだが、車中で、タオルを買えるわけにも行かず、かなり肩身の狭い思いで通院していた。
病院では、汚れたタオルに気づいてくださった先生が、タオルを漱ぐよう看護士さんに支持してくださり、臭いは漂っていないのだが、いつ臭いだすかと帰り道もドキドキしながら帰宅。
猫もそうだが、病院を出ると家に帰れるとわかるのか疲れるのか、騒がない。
ふくも行きは、キャリーの中でバッタバッタ暴れるのだが、帰りは粗相も無く、暴れもしない。
最初、ふくのために購入したキャリーは、リッチェルのベッドキャリー。ちなみにブルー。
5kgまで対応なので、うちの毛深者のしっぽ達には使えないが、ふくならOK。
それに下段部分がメッシュになっておらず深い。濡れたタオルを入れていても粗相をされても安心。
これなら、キャリーの中で向きも変えられるし、そう窮屈じゃないだろうと思い購入。
しかし、ふくは、車中キャリーの中で立ち上がり、暴れて何度もひっくり返った。
爬虫類というか、カメにも何の知識も無いわたしがただ1つ知っていること。
それは、カメはひっくり返ったら自分で元に戻れず死んでしまう((+_+))
幼い頃読んだ絵本か童話か、はたまたアニメだったか、わたしの遠い記憶の中にいたカメは、ひっくり返ったら死んでしまうだった。
わたしの唯一カメへの(間違った?、少なくともふくには当てはまらない)知識だったが、なんせ、ふくとは、否、爬虫類と接触するのは、わたしにとって未知との遭遇だったので、結構混んでる電車の中で、あせりまくり。
どうしよう、早く元に戻さないと、ふくが死んじゃう・・・
今となっては、笑い話で、なんて馬鹿なこと。子供じゃあるまいし・・・なのだが、パニクリ半分のわたしには、そんな余裕は全く無かった。
それに遠い記憶の中のカメだって、よく考えてみれば、ひっくり返ってご飯も水も口にすることが出来ず、長時間放置の場合だったと思うのだが、その時のわたしには、ひっくり返る=死になっていた。
ひっくり返ったら、内臓破裂みたいに思えたのだった。
でも、混んでいる車内で、立って乗っている状態。
ふくのキャリーを抱えてふくを戻すのは、かなり至難の業。
車内のドアを目指し移動。
ドアにキャリーを押し付け、どうにかふくを元に戻す。
しかし、キャリーのドアを閉めようとすると、ふくは立ち上がり、両手で阻止。
悪戦苦闘の末、やっとキャリーのドアを閉める。と、また、ふくがひっくり返っているではないか(゜o゜)
ひぇ〜っ!!
そして、死んでしまいますばりのふくのジタバタ。
ひえっ〜、ひえっ〜、ひえぇ〜っ!!!!!
と、パニクリながらキャリーのドアを開けようともたもたしていると、何と自分で元の状態に・・・
えっ!えっ!えぇっ〜!!!!!
ふくちゃんすごいっ!あんたは、えらいっ!すごいカメだ。器用な子だ・・・???
ふくは、移動の車中、ずっとこんなことを繰り返していた(T_T)
なので、爪を切っていないふくの暴れ具合は(ふくは、爪きりしないでいいそうだ)、何事っ?という感じの音を伴っている。
自然と周りの人の目が、ふくのキャリーに集中する。
何の音?何が、どうやって暴れているんだろうという好奇心の視線を真夏の太陽並に浴びる。
周りの人は、どうも犬でも猫でもないということには気づくらしいのだが、カメとは思わないようでそーっと何気にチラ見する。
チラ見されてるところに、ふくの鱗状の手が、キャリーのスリットからちょっとはみ出す。
すると、チラ見の視線軍は、好奇心をより駆り立てられジーーッと見入ってくる。
その期待に応えているかのように、またしてもスリットから手の先がにゅーっ。
更に、工事現場か阪神かというカラフルな顔をスリットに押し付けるふくの姿が・・・
おまけにふくは、目まで黄色のストライプ?ボーダー?入り。
その顔を押し当てて、バタバタ騒音を響かせているのだ。
仁王立ちしている姿に、心の中で、お前はおすもうさんかと突っ込みを入れる。
カメだとわからなくても爬虫類だと気づく人は多いようで、若い女性がわたしの傍からスーッと離れて行く(乗車代払ってるけどごめんなさい)。
多分、以前のわたしならそうしただろう。
だって、爬虫類。
怖い。。。
未だに、爬虫類は苦手だ。
カメもふく以外は、ちょっと怖い。
ついでに自分のうちで暮らしていた以外の魚も虫も甲殻類もみんな怖い。
わたしは、キャリーを手で撫でながら、ふくちゃん、静かに。ふくちゃん、静かに。と、小声で繰り返す。
カメに静かにっ!と語りかける変な人となって、電車に揺られるのであった。
そんな怖い思いをした1回目の通院に懲りて、今度はもっと小さいキャリーを購入。
小動物用の同じような形の物。
今度は、上面のクリアな部分に猫だか犬だかの足跡が浮き彫りになっている。ちなみにまたブルー。
うちでは無用の長物と化したかもしれない1個目のふく用キャリーだったが、ふく保護の1ヵ月後、子猫のひまがやって来た。
更にその1ヵ月後。
産毛の智と遭遇。
まるで、キャリーを無駄にしないようにとでも言わんばかりに・・・。
これは、因果かはたまた縁というものなのか、未だ不明。
その後、ふくの通院は、乗車時間が5〜10分長くなるが、比較的座れる確率が高い総武線を利用することにした。
しかし、今回診察に向かう時は、病院の最寄り駅まで立ちっ放し。
今回粗相はなかったのだが、小さくなったキャリーでも器用に方向転換し、スリット越しに車内を見回し、手を出し、カチャカチャ。暴れるのは相変わらず。
でも、このキャリーにしてからひっくり返ることは無かったので安心通院。
今回は座席に向かい、立って乗車。
相変わらず周囲からは、好奇心いっぱいの真夏の日差しにも負けない視線集中。
それにも慣れていたわたしは、余裕の通院。
わたしの前に座っていたのは、多分、20代前半の小柄で色白の綺麗な女性。
こっくりこっくり電車に合わせて気持ちよさそうに目を閉じていた。
しかし、ふくのカチャカチャにふと目を開けた。
また直ぐに目を閉じようとしたその時、ふくの手先が目に留まった模様。
その綺麗な彼女は、パッチリした大きな二重の目を見開いて一点凝視。
ふくも、その女性を見つめ、キャリーの中で仁王立ちしていた。
その女性は、しばらくの間ふくのキャリーをジーーッと見ていた。
そして、このキャリーの中身は何???といった感じで、お地蔵さんのように固まって観察。
1分くらいは見つめられていたふく。
その間、ふくも微動だにせず、立ったまま黄色いおなかと自慢の?カラフルな顔を正面きって彼女に向けていた。
オイオイ、美人比べのつもりかよっ!!確かに、鼻筋はふくの勝ちっ!と、心の中で判定を下す。
そして、観察し終わった彼女は、カメと気づいたのか、先ほどのリラックスした趣きは取り戻せず、静かに顔を伏せ、目を閉じた。
すると、ふくは何を思ったのか、あなたも綺麗よ!とでも言うように、彼女の方だけを見つめ、彼女にコンタクトを取っているかのように彼女に集中。
そして、彼女方向のキャリー側面全面を使って、右往左往。
カチャカチャカチャカチャ・・・
ふくの音に、そーっと上目遣いに目を開ける彼女。
ブライス人形のような彼女の大きな瞳が、忙しいワイパーのようにふくの動きに合わせ、右往左往。
人間の彼女がわたし達より2駅前で降りるまで、わたしは、2人の女性(良くも悪くも女という言葉がぴったりのふく)から、目が話せなくなってしまった。
微笑ましいやら可笑しいやらで、ちょっとの間この酷暑から逃れられた。
そして、いよいよ病院駅。
しかし、驚くほど、否、方向を掌る神経が無いと断言できるほどの方向音痴、且つ道順を覚えられないわたしは、今回も迷わず迷った。
わたしの掛かりつけの大学病院の隣の方ということはわかっているのだが、どっち方向の隣の方なのかがわからなくなる。
大学病院も大学に関係した幾つもの建物が、襲い掛かるように立ち並んでいるので、目印になるものが無く、迷わず迷ってしまうのだ。
そして、人間の大学病院の前に辿り着いたところで、ふくが熱中症にならないよう迷わず電話。
毎回、道順を教えてもらう(ーー;)
そうこうして、やっと到着。
先生にアドバイスをいただくにあたって、より細かいことをご指導いただけるように奈奈さんにお願いして、池の写真を送っていただいていた。それを持参した。
前もって質問を箇条書きして、聞き漏らすことの無い様、一つ一つ自分では用心深く伺ったつもりでいたが、どうも珍問答になっていたようだ。
でも、しっかり伺った?
そして、細かいことも含め、ふくの健康状態や初めての池生活のことで色々心配があったのだが、ふくの健康状態も問題なし。
そして、珍問答ながらも先生の言葉、ご指導で、ふくの池生活の心配も一掃?・・・一笑した。
何よりもわたしが今回の診察で注目したのは、先生の言動。
オイッ!オイッ!と、心の中で突っ込んでいた(^。^)
持参した池の写真に先生が釘付けになってしまった。
ふくを見ているより、写真を見ている時間のほうが長かったような・・・
そして、初めてご覧になった池の写真なのに、指差しながら、わたしに池の説明をしてくださった。
好い池だということを丹念に・・・^_^;
そして、カメ大好きな先生は、いいなぁ、羨ましい・・・等々連発しきり。
病院の水槽の中のカメさん達を見ながら、ふくの頭を撫で、
”この子は幸せ者ですね。最高の環境だ!ここなら、日向ぼっこしながらゆっくり暮らせますよ。”と、仰ってくださり、
”亀と鯉がいる池。いいなぁ”と。
先生のいいなぁ〜話は、ふくの診察時間いっぱい続いた。
先生が、あまりにもふくのことを喜び祝ってくださったので、わたしも一層嬉しくなって、帰り道奈奈さんにメールせずにはいられなかった。
わたし:おやつを食べすぎた後、日向ぼっこを長い時間した時(疲れ?)尿酸が少し出る。
先生:体重も増えているし(2.35kg)元気もあるので、問題なし
わたし:目見づらい?嗅覚衰え?(少ない餌を見つけ辛いような気がする・・・)
先生:それだったら小粒ではなく大粒の餌を好むはず
小粒の餌を好むということは、その心配なし
わたし:陸にいることが多い気がする
先生:具合が悪いと陸にいることが多いが、ふくは順調に体重も増えているので、心配なし
わたし:頭のふわふわ
先生:脱皮
わたし:手足出口の甲羅の赤味
先生:汚れ・・・^^;
わたし:餌が気に入らない時、待ちきれない時、便を食べる
先生:一度食べる癖がつくと直らない。
ひもじかった時そうしてしのいだのでしょう。
でも、こんな環境の好い池にいられれば、気にしなくていいでしょう・・・(先生、答えになっていないと思いますと心の中で呟いた^^;)
わたし:外に出したら
@のんきなところがあり、水中でしかご飯を食べないので、鯉に圧倒されご飯を食べられないのでは?
先生:これだけの池なので、葉っぱを食べるでしょう。
葉っぱ食べちゃいますけど、大丈夫ですか?
わたし:(即答で勝手に)大丈夫です。
そういうことは、理解してくださる方なので。
先生:ほーーーっ。
それはよかった。
これだけの庭なのに、いい方ですね。すごいなぁ〜
ミミズとか虫もいるでしょうし、飢えることはないですよ。
わたし:あっ、虫も食べるんですよね--;
先生:何でも食べますよ。
葉っぱは、食べるようになりましたか?
わたし:いえ。相変わらず口に入れてペッて吐き出します・・・
先生:根気よくやっていけば、食べるようになるでしょう。
このくらいの年になれば、もう草食でいいので。
(野生の亀は、ふくくらいの年齢になると草食になっているそうだ)
この子は、鯉を苛めることはないでしょう。
わたし:苛められることは・・・
先生:大丈夫です・・(笑)
A外での行動範囲
先生:特にないです
わたし:・・・
先生:(写真を見ながら)
柵がありますよ。
わたし:柵をつけていただいたほうがいいのでしょうか?
先生:これだけの池に柵は無理ですよ。まぁ、これだけの池だから、気に入るでしょう。
ほら(写真を指差しながら)、浅いところも深いところもあるし。
わたし:敷地は、●uあるそうです。
先生:それもすごいな。
いいですね〜。
本当に幸せな子だなぁ〜
いいなぁ〜(何度も)
わたし:この子は、段差をなくしてなだらかにしてあげても高いところの上るのが苦手なんですが(写真を指差しながら)、こんな所とか上れるでしょうか?
先生:大丈夫ですよ。上れますよ。
わたし:もし、この池が気に入らなかったら、どこかへ行っちゃいますか?
先生:行っちゃうでしょうね。
わたし:周りには林とかもあるみたいなんですが。
迷ったら、飢え死にしちゃいますか?
先生:まぁ、迷子になって帰って来られなければ。でも、林で誰かに拾われるかもしれないし・・・
大丈夫でしょう。この池なら気に入るでしょう。
敷地も広いし、どこかは気に入るでしょう。(先生、何度も写真に見入る)
わたし:・・・
先生:台風とか来て、鯉も流されてしまうような洪水になって流されちゃったら、帰ってこられないですけど、それはもう仕方ないでしょう。
わたし:じゃぁ、台風の時なんかは、家へ入れていただいたほうがいいですか?
先生:(またまた写真を指差しながら)こっちの方とか、どこかに逃げるでしょうから、まぁ、大丈夫でしょう。
わたし:・・・
B冬眠
先生:(恒例。写真を指差しながら)ここら辺の深いところに潜って、冬眠するでしょう。
ほら、ここ深いでしょ!
わたし:冬眠中も目を覚ますことがあるって読んだんですけど。
先生:ありますよ。
わたし:ごはんは?
先生:鯉のご飯食べるでしょう。
この子は、もう鯉のご飯でいいですからね。
わたし:鯉のご飯。3日続くと食べないんですけど。
先生:この環境に行けば、食べるものはいっぱいあるから大丈夫ですよ。
わたし:冬眠中の一時目覚めの時は?
先生:何でもあるから大丈夫ですよ。
自然の中では何もしないで、大丈夫。
C外敵
わたし:ご近所の放し飼いの猫・犬。それと、●(とある野生動物)
先生:猫と●は大丈夫です。
ただ、大型犬は、このくらいの子(ふく)を食べたり、かみ殺したりする子がいるから、その辺は注意してもらってください。
わたし:大型犬。食べるんですか・・・
先生:結構あるんですよ。
わたし:絶句!!
わたし:●●(奈奈さんお住まいの地区)に、カメ専用の病院ありますか?
先生:んーーー(しばらく考え)。
ないですねぇ〜。
わたし:・・・
先生:大丈夫ですよ!
こんな池に住めれば、病気になんかならないですよ!
わたし:(~_~;)
※確かにカメのほとんどの病気は、水槽飼いでのトラブルから起こるものらしい。先生の著書”カメの家庭医学”にもそう書いてある
このあとも色々お話させていただいたのだが、よく覚えていない・・・
またまたまた池の写真を目にした先生は、天井を見上げながら、
”庭を見渡して、この子が日向ぼっこしてたら気持ちが落ち着いて和みますよ・・・etc”
真夏真っ盛り。11時半。
病院を後にする。
今日も期待にもれず酷暑。
ふくが少しでも暑くないよう日傘を差しているが、信号待ちの短い時間でさえ、アスファルトの熱が足の甲に反射し、ジリジリ痛い。
しかし、夏の暑さをしっかり体で受け止められることも幸せなんだと感じる帰り道。
この暑さを感じることが、生きている証であるような気がしていた。
生まれて初めての爬虫類。
キバラガメのふくちゃん。
1年間、よく我慢したね。
その分、うんと幸せになれるんだね。
太陽も狂おしいまでの暑さでふくを祝福してるような気がした。
異邦人の太陽、ボサツ日記の黄色い太陽を思い出していた。
そして、太陽がいっぱいが頭の中で鳴り響き、白昼夢の真っ只中に引き込まれるような気がした。
慌てて、信号を足早に渡った。
いい夏だっ!
投稿者 aozora : 23:08 | コメント (2) | トラックバック
2007年07月07日
「きじとらお」とうちの中の子(15+1)達
何から手をつけたらいいのか、何から報告すべきか、あれから、それから・・・
あれもやらなきゃ、これも・・それよりこっちから・・メールも返事を・・あっ、その前にこっちのメールから。
悦司がこっちの病院で、凜と拓がこっちで、ガッちゃんがあっちで・・・
そう思っているうちに時間だけが瞬く間に過ぎていく。。。
でも、めでたいことなので、まずは親バカ報告!!
今日は、拓哉の13回目の誕生日!!
先週のにゃんドックでは、まあまあ。
明日、1泊して歯石を取る。
拓哉は、幼い頃、腎、肝の値が悪く数年に亘り通院治療していた。
腎臓の値は、正常値になったが、肝臓の値は、普通の子より高めなことが多く、定期健診は欠かせなかった。
今回の健康診断でも、正常値よりは高めだが、拓哉としてはまあまあ。
それと、拓哉は、流れる水飲み派なのだが、それも人間が水道に手を沿え、他の子を近寄せず、拓哉に集中して、一対一で見守って飲むという面倒な流水飲料派。
最近、その水飲み時間が長く、回数も増えたような気がしていた。
年齢も年齢なので、腎臓も心配だったが、異常なし♪
ただ、肛門腺がつまり気味だったので絞っていただいた。
肛門腺絞りは、犬より必要のない猫だが、年齢とともに自然には出づらくなるという。
他のシニア組も要注意だ。
しかし、わたしは肛門腺絞りが下手!んーーー困った。
ガッちゃん、まだまだ思わしくない。
ガッちゃんのことは、別エントリーで。
きじとらお。
病院に約2週間預かっていただいていた。
当初は、今月2日に我家へガッちゃんを迎え入れるはずだった。
病院のほうも患者さんが多く、わたしのわがままで入院室を3個も占領しているのは申し訳ないので、猫に対して、フレンドリーで攻撃性のないガッちゃんなら、隔離部屋を用意できない大所帯の我が家に放り込んでも大丈夫だろうと思ったからだ。
しかし、お迎え当日、ガッちゃんがの様子が激変した。
なので、不安でいっぱいだったが、4日からきじとらおを我が家に迎え入れた。
きじとらおは、その日のうちに食事をし(大食い、しかも外生活の時と違い、メニューに注文が多く、わがままを言う)トイレも使用。
ただ、大きな声でよく喋る。
起きていると喋る。
人間ではなく、うちの子達に向かってだ。
そして、午前2時くらいから7時くらいまで、大声で叫んでいる。
それも、よく通る声でーー;
人間がいくら相手をしても、叫ぶのを止めない・・・
そのおかげで、妹は寝不足も手伝い、喘息を起こしている。
初めて出会った時は、ひと撫でできたが、時間が経つに連れ用心深くなっていた。
しかし、外ではわたしに向かって、1度もシャーッといったことも手を出そうとしたこともなかった。
病院では、リラックスして、それなりに悠々とし、温厚な子ですと仰っていただいていた。
しかし、ケージから脱走しようと隙を狙うようなこともあったらしい。
我が家到着後、キャリーから出し、きじとらお専用に作った隠れ場へ移動させた時、一応わたしにシャーを1回。
きじとらお対策で、更に強化した二重網戸を手でコショコショ1回。
網戸の開け閉めの時、ベランダを気にする様子時々。
わたしや妹を怖がり、一応警戒している。
1日目黙って引篭もる。
2日目、日中洗濯機裏に篭る。
夜泣き始まる。
おやつ、またたびを何度も催促。
とりけずり、燻製ソフトササミジャーキーがいたくお気に召した様。
ごはんにも注文多く、選り好み甚だしい。
智と一緒に猫じゃらに興ずるが、ふと我に返り、わたしに怯える。
人差し指を差し出すと、本人不覚にも猫の習性でつい鼻先を寄せてしまう。
3日目。
おいしいごはんちょうだいと大声で叫ぶ。。
寂しいと泣く。
1日中喋っている。
夜泣きというか、明け方叫びというか甚だしい。
鶏肉、なまりをわたしの手から食べる。
そして、七夕の今日。
わたしより一足早く妹がひと撫で。凄く悔しい・・・
多分得意になっているだろう妹に密かに闘志を燃やしている。
病院でトラちゃんと呼ばれていたきじとらお。
我が家では、基本的に同じ名前は付けないようにしている。
同じ名前を使うのは、その子の思い出を奥底に格納してしまうような気分になり抵抗があるため。
以前トラという名前の子がいた。
そこで、トラと母音が同じ「空」と呼ぶことに決めた妹。
わたし的には、もうちょっと考えたい気もあったが、「きじとらお」は、思いもかけずあちこちで爆笑をかっていたようなので、取りあえず「そら」と呼ぶよう心がけた。
空は、うちの子達に圧倒され、いじめっ子だった面影はみせていないが、寂しん坊のようで、仲間に入りたいようだ。
しかし、猫を選んでいる。
今回、空を迎えるにあたって大活躍の智Pなのだが、空は、ちびっこかぁと人間なら舌打ちする風で、相手にしない。
智の行為を無にする態度。
どうも大きい男の子に気に入られ、我が家でのポジションを確保しようと画策している模様。
1番のターゲットは、悦司のようだ。
しかし、今のところ空振り。
#悦司
確かにエッ君は、我が家で中心的な男の子だ。
いざという時には、身を呈してわたしのことも守ろうとしてくれる。
実際に、そんなことが依然あった。
気は優しくて力持ちだ。
そして、温厚。
みんなから一番頼りにされ、信頼もされている。
それに、嫌なことでも、頼りにされたり、懐かれたりすると断れないタイプ。
空は、エッ君のそんな存在感?オーラ?を逸早く感じ取ったのだろう。
ただそこは大人の男「空」。
エッ君にベタッと寄って行きたいのだが、中々そうもいかず。
エッ君も、どんなに少なく見積もっても今年で13歳以上。
大柄なため(エッ君を始めて見て驚かない人がいないほど骨格が大きい)、足への負担もあり、鍼治療へも通っている身。
なるべく、面倒なことには関わりたくなく、静かに暮らしていたい年頃。
なので、空が近寄ってきたそうにしていても 気づかない振りでスタスタ交わしている。
そんな雰囲気を察して、ますますエッ君にベタつくことのできない空。
#拓哉
我が家の2代巨頭。
拓哉も今年の7月で13歳になった。
400gの時に出会ったので、年齢は間違いない。
大黒柱風の貫禄はないが、エッ君とは違った雰囲気で、みんなに好かれ、認められている。
タッ君が、ゴロゴロ言い出すと、眠っている子も起き出し、傍によって来る。
そして、みんなリラックス。
タッ君のゴロゴロは、幸せのゴロゴロと我が家では呼んでいる。
拓哉も基本的に温厚で、猫・人見知りもしない子だ。
ちょっと前までは、新入りが来ると、始めのうちだけシャーと威嚇するところがあったが、智を入れた頃からそんなこともなくなった。
基本的にお姉ちゃん猫達に無条件で甘やかされ、妹猫達にも甘やかされ?わたしにも甘やかされて育った子なので、わたしを取られまいと威嚇しているのが見え見えだった。
しかし、どんなことをしても新人は逗留し、わたしに甘える時間争奪は激しくなるが、自分のポジションも基本的には変わらないしと、可哀想だが半ば悟りの境地、諦めの境地にも達しているのであろう。
そんなタッ君が、あまりにも寂しげに泣くので、空に近寄り、スリッとしてあげた。
しかし、空。
もはやターゲットは、エッ君。
エッ君が無理なら、お姉ちゃん猫達(特に夢衣、海空)といった様子で、タッ君の行為を無にする。
その後もタッ君。何回も様子を見に空に近づきウリッとしてあげるが、空、泣き止まず。
それでも淋しげな空を放っとけないようで、拓は一緒に遊ぼうよと、大いにはしゃいで、空を誘う素振りを見せる。
13歳の拓が、全速力で家中を走り回るのは、最近では珍しいことだ。
しかし、マイペースに泣きつづける空。
その代わりといっては何だが、智、シュー、ゴンが、タッ君につられ大はしゃぎとなった。
#ゴン
3代巨頭になりつつある?密かに目指しているゴン(本人は、濁音系のこの名前が気に入っていない^^;)。
ゴンは、しずくとうーちゃんを預かってもらっている友人が、猫ボラの横暴から救い出した子。
当初は、手のつけられないシャーフーで、手も出し、口も出し、怖いを通り越しおっかないというのがピッタリの子だった。
でも、本当はものすごーーーーく甘えん坊で、仲間思いで、今では、わたしへのストーカー行為が甚だしい。
最初の手のつけられない様子は、人間の酷い仕打ちのせいだった。
そんなゴンは、うちへ来て3年近くなろうとしているが、昨年の8月まで猫部屋として借りていたアパートにいた。
昨年、猫部屋を引き払い、猫部屋にいた子達をこちらに移動させる時、臆病なシューゾー、触れない佳祐を無理やり捕まえようとしたら、もうすでにデレデレの甘えん坊だったにも拘わらず、恐怖に逃げ惑い、叫ぶ2匹に加勢し、最初は唸って威嚇した。
それでも、引越しに必死なわたしたちは、強引に2匹を捕まえた。
すると、ゴンは、わたしたちを引っかき唸った。
それでも手を緩めないわたし達に、 最後は手足かまわず噛み付き引っかき唸って脅した。
その形相たるや凄まじい迫力で、あまりのゴンの攻撃に2匹捕獲を一旦諦めた。
すると、ものの3分もしないうちに甘えん坊に戻ったゴン。
仲間を恐怖にしらしめなければ、それでいいんだよといった風にケロッとしていた。
トトロを彷彿させた初めての子だった。
そんなゴンなので、空を入れるにあたり期待もしたが、一番心配もした。
極端な態度で空を迎えると思っていたのだ。
フレンドリーに接するか、もしくは、徹底的にやっつける。
どちらかと言えば、いじめっ子だった空を牽制すると思っていた。
新人嫌いでへなちょこの智、ひまわり、崇(カッシー)が唸って、売られた喧嘩を空が買い、正義感の強い仲間思いのゴンが、智達に加勢し収集が付かなくなったらどうしようと思っていた。
考えてみれば、ひまと智は先にここでわたし達と暮らし始めていたので、ゴンより後からうちに来たのは、やっちゃん(元みーみーさん)だけで、それもやっちゃんはあどけない盛りの子猫だった。
なので、成猫の男の子を隔離もせずに大勢の中に突然入れるのは、いちかばちかで、それが空のような喧嘩に意欲をみせていた子。
本当に、開き直りの境地、否、やけくそで迎え入れたのだった。
しかし、全く予想に反して、ゴンは空を完全無視。
ただ、微妙な距離を保ちつつ、眼差しは厳しく空を威圧している。
ゴンの決心が垣間見れるような目力。
お姉ちゃん(わたしーー;のこと)を取られるもんか。
エッ君に続く、統制力2番目のポジション譲るもんか!!
本当は、エッ君にだって負けないんだ。
おまえは、僕の下につくんだ。
小政。否、おまえは石松だ。ふふーん!
空もゴンのただならぬ威圧感は、感じ取っているようだ。
ゴンには、あえて近づこうとせず、目も合わせないようにしている。
そして、ゴンの動向を一番気にしていながら、気づかない振りをしているように見受けられる。
#崇(カッシー)
カッシーは、本来の弱い者だけ虐めのへなちょこさが前面に出て、をもちろん気にしているが、年下であってもちょっと強そうな空に警戒して近づかない。
恐る恐る遠巻きに様子をうかがっている。
#智智は、予想に反してとっても良い子で、ほんの始めだけシャーと言ったが、空のあまりにも寂しげな声にお鼻ツンツンで挨拶し、遊ぼうよと誘ってあげている。
またたびも一緒に舐め、ねこじゃらでも一緒に遊んであげる智なのに、空は、ちびっこ完全無視主義らしい。
#ひまわり
ひまは、予想通り、近づきもしないのに遠くから唸り飛ばし、不機嫌さ全開で、性格の悪い女の本性丸出し。
空の存在が気に入らないため、誰彼構わず因縁をつけてあるっている。
一番の被害者は、いつも智。
八つ当たりの矛先は、特に智に集中する。
むやみに殴られ、訳もわからず唸られ、それでもひまがいないと生きていけない体質の智は、ひまお姉ちゃんのご機嫌を取ろうとする。
すると、ひまは、それが余計に気に入らず、ますます手荒く智を足蹴にする。
今日のひまは、仲間に溶け込めない空をだんだんなめているようで、わざわざ近づい行って悪態をついている。
#もも
「もも」も同様。
だいたい、こんなことをひまに教えているのは全てもも。
まぁ、もともと本質的に女の勝手さわがままさを全開にするタイプの二人だが、悪いことのお手本、根源発祥はもも。
#凜
空を迎え入れるにあたって、もう一つの心配が15歳の凜。
神経質なところもあり、年齢的にも穏やかな日々を望んで止まない子。
約3年前に腎不全と診断され、現在は白内障も発症している。
腎臓のほうは、降圧剤効果が顕著で、ずっと調子が良い。
なので、今は1ヵ月に1度の検診で済んでいる。
腎臓優先にしましょうということになり、目の治療は、ストレスを考え、効果もあまり期待されないので、点眼はしていない。
凜は、新入りにうんざりしている。
今まで、どんな子を入れても、うちの子達がまとまったのは、凜と涼の手腕によるものだ。
男の子と違い、腕力だけで押さえ込むようなことはしない。
知恵と優しさとおおらかさ。
そして、正義感から滲み出る頼り甲斐。凜とした正当な強さ。
血縁の無い兄弟を束ねるには、このような要素がないとできないことだ。
要となる女の子は、これらの要素を持ち合わせている。
わたしの知る限り、大所帯でまとまっている家は、みな女の子が主軸となっている。
そして、次郎長に仕える大政のような男の子がいる。
しかし、涼が旅立ち、年を重ねるごとに凜は長から退きたいような様子を見せていた。
面倒だという態度が多くなり、無関心を装うことが多くなっていた。
しかし、やはり一目置かれている。
それも、面倒なようだ。
そのせいか、場を読めないお馬鹿佳祐が、凜を調子に乗って嚇かすようなことをする。
それだけでも、凜にとっては多大なストレスなのに、この上、空まで佳祐に便乗するようなお馬鹿だったら目も当てられないと思っていた。
妹は、凜の寿命が縮むと猛反対だった。
しかし、空に対して、いつも通り、殊更関心もないが、怖がりもしない。
ひと安心。
#シューゾー・青海(あみ)・佳祐
猫に対してフレンドリーで、人見知りの強いシューゾー、青海、佳祐。
シュー、青海は、最初無関心だが、そこそこ仲良くしようねという風だった。
しかし、ひま、ももがあまりにもフーシャーで、荒くれ者と化したため、空を避けるようになってしまった。
空が来てから、14匹みんながわたし達と同じ部屋で眠るようになったため、人間怖いで一人取り残され気味の佳祐もあえて空を無視している感じだ。
#夢衣(ゆい)・海空(みく)
どちらかというと新人いびりのお局様だった夢衣と海空も、今回は無関心を貫き通している。
いびりは、若手のももとひまに譲った模様。
#孔祐(こうすけ)
悦司とは違った我家一番の巨大児孔祐。
佳とは双子だが、孔は、心優しく、控えめで、遠慮がちな子。
人間に対しても最初だけ人見知りするが、もの凄く甘えん坊で、かまって星人。
ブラッシングや撫でてもらうのが、ご飯より好き。
しかし、何故か巨大児。
佳は、ただ一人、わたし達が怖くて、人間中心に群がっている14匹の円に入れず、寂しくなると大声で泣く。
すると、孔はどんなに楽しい場でもスタスタスタと佳の元へ駆け寄る。
そして、佳をグルーミングしてあげる。
他の子達に対しても、温厚で、優しいが、初対面の子には、体の大きさだけで怖がられ、いつも傷つき、哀しい思いをしている。
そんな、孔祐なので、空の声に反応し、近寄り、優しい眼差しで見守っていてあげたが、空は、孔祐を完全無視。
孔祐の体の大きさにびびる様子もないが、ひたすら孔祐の姿、眼中に無しといった感じだ。
#セラピナ
我家最年長で、出会って15年。
室内に入れ、12年。
一緒に暮らして、10ヶ月。
17〜8歳のセラ。
わたしの猫との暮らしの中で、最大最悪。横暴で乱暴で気の強かった、最強の本名セラピナ。
こんな凶暴、頑固な猫は、かつて出会ったことがなかった。
しかし、猫にはフレンドリーで甘えん坊だった。
猫部屋に長いこと居たので、人間嫌いのセラにとっては、気ままな中々の生活だったと思う。
元の飼い主が、餌やりを放棄し、知り合ってご飯をあげ始め2年。
捕獲開始から毎日通い、半年がかりで、やっと保護した。
保護してからも大変な子で、自殺行為とも言えるような断食をしたセラ。
獣医である友人の怯まず猫の命に立ち向かう毅然とした行為がなければ、セラは今ここにいないだろう。
その彼女も呆れるくらい頑固に人間には懐かない子だった。
しかし、何度かの入院生活では、獣医さん達に媚を売って、別猫と化していた。
まさに、猫被りで、悪知恵というか、小賢しいというか、そんな手段を充分心得ている雌猫と称される代表みたいな子だ。
それが、先月、室内生活12年。一緒に暮らして10ヶ月経ち、やっとというか、いきなりベタベタな子になった。
わたしの傍から離れることのない子になった。
最も、年齢的に寝ている時間が長いので、厳密に言うと、わたしにくっついていつも寝ている。ということなのだが。
わたしに懐くと、人見知りも全くしなくなった。
先日、わたしのPC環境の設定にわざわざやって来てくださった大原夫妻にも、ちゃっかり抱っこされていた。
大原ご夫妻には、可愛い子だと絶賛された。
セラ、長生きしてよかったねと、心底思った。
ちなみに、智は、チャシーより乱暴者で、こんなお馬鹿は見たことがない。と、こちらも絶賛された(笑)
うちでは、多少暴れん坊だが、子猫(1歳)は、こんなものだろうという見解だった。
もっと凶悪なひまもいるし・・・
どうも、うちの猫感は、世間一般とズレがあるようだ。
それはさて置き、人間も怖くなくなり、耳も聞こえなくなっているので、余計怖いもの知らずになっている猫好きのセラはというと、今までよりよりマイペース。
自分のことしか頭にない。
なので、空とすれ違っても空が新入りであることにも気づかないようだ。
空にお尻の匂いを嗅がれても、空の目の前で、澄ましてトイレに入っていた。
#ふく
そして、オオトリは、亀のふく。
空は、亀に逢ったことが無いようで、この物体はなんですか?生き物ですか?動いてます。怖いです。と、目をまん丸にして固まっていた。
ふくは、ここのところわがままに拍車がかかり、わたしに対しては乱暴だ。
投稿者 aozora : 23:57 | コメント (0) | トラックバック
2007年03月23日
エレーナ ソコロワ
家・外の子達と、もう猫達のことはパニクリすぎて書けません。
とにかく、いくつもの病院を掛け持ち状態で、身体も心も追いつきません。
それでも、まだまだ急いで病院へ入れなくてはいけない子達が目の前にいて、思考回路は逃避行状態です。
そんな中、エレーナ ソコロワの笑顔が戻ってきて、銀世界の中でやまぶき色の福寿草でもみつけたような気がした。
無邪気で愛くるしい彼女の笑顔が大好きだ。
オリンピックから今シーズン。ずっと不調で、痛々しい感じさえ受けるような演技が続いていたが、あの笑顔が戻ってきてくれて、嬉しかった。
ショートプログラム結果は11位だったが、それでもあの笑顔を見ることができて、逃避行状態から少し現実に思考が引き戻された感がある。
とにかく今は働いて、働いて、何も考えずに働いて、猫達の穏やかな明日に結び付けなければ。
冬の間、ぶっちょうさん(うちでは、愛くるしい者たちの仏頂面をこう呼んでいる)気味だったふくも、春の香りと共にエレーナ ソコロワ、メグ ライアンと同等の笑顔に戻ってくれるだろう。
ふくの笑顔は、彼女たちと同じふわふわの笑顔なのだ。
キバラガメなので流線型の面立ちなのだが、本当にやわらかい笑顔なのだ。
ふくと煮干仲間のシューも まずは、酸素室からでられうようがんばっているのだから。
2006年11月06日
ふく
ふくは美人だ。
流線型の横顔の頃合がとても綺麗なラインで、鼻の穴が左右対称みごとなバランス。
と、言ってもふく以外のキバラガメの顔を知らなかった。
そこで、キバラガメを検索してみた。
そして、ふくが美人のキバラガメだということを確認できた。
ふくは、メグ・ライアンに似ている。
ふくの笑顔は、ほんとメグ・ライアンに似ている。
そう思っているのは、わたしだけだろうか。。。