2009年10月01日

山形の茜ちゃん、緑ちゃん。そしてだいちゃん。

三日坊主最終日に・・5時間弱遅れではありますが、やっとこぎ着けました。
今日は山形の緑ちゃん宅のことを。。。

このお話しをうかがいblogに書かせていただいてもいいですか?とご了承をいただいたのも、さくらんぼの出始めた季節!
そうです・・季節を遡ってのお話しです(>_<)

緑ちゃん宅には、あおぞら出身の緑ちゃん茜ちゃんの他にも命辛々のところを助けてもらった女の子達がいます。
みな出産経験有りです。

その中で一番人間とも猫とも距離を置き、自由気まま?勝手?な生活を送っていたのが茜ちゃんです。

そんな茜ちゃんに変化がおきました。
今までは緑ちゃんママ達があまり出入りしない部屋で生活していた茜ちゃんですが、お子さんが誕生なさってからというもの、茜ちゃんがちょくちょく姿を現すようになったそうです。
・・というより、赤ちゃんを一番気にして面倒をみようといった感じだそうです。
お子さんが泣いたりすると一番気に病み、泣き止むのを確認して、うんうんといった感じをみせるのも茜ちゃん。

この話しにはもうちょっと続きがあります。
茜ちゃんと一緒に家族にしていただいた茜ちゃんの息子だいちゃん
だいちゃんが、手厚い看護と惜しみない愛情に支えられながら、闘病生活に終わりを告げ、この世から姿を消したちょうど半年後、お子さんが誕生なさいました。
そしてお子さんには、だいちゃんの一文字が加えられ命名。

緑ちゃんママからこのことをうかがった時、大きく深呼吸したことを覚えています。
すぐには言葉がでませんでした。

だいちゃんはもともと虚弱で、高齢の元の飼い主さんのお宅で茜ちゃんが産んだ子です。
しかし、元の飼い主さんがアパート立ち退きで茜ちゃん一家は家を失くしました。
あまり外に出なかった大ちゃんは、瓦礫となった自分の家があった場所にいつも所在無くポツンと座っていました。
だいちゃん達が居た付近は、考えられないような手段で次々と猫達が殺害されていた場所でした。
保護された時、だいちゃんも長い尻尾を失う大怪我をしていました。
それでも人を信じ、人懐こさを失わなかった純粋無垢なだいちゃん。
そんなだいちゃんだからこそ、だいちゃんの健気な思いを大きく深く受け止めてくださる緑ちゃんママの元で、生涯を終えることが出来たのだと思いました。

だいちゃんの一文字を共有したお子さん。
茜ちゃんは、きっと気づいているのでしょう。
人間の言葉を語らないだけで。。。(=^・^=)

・・・余談
同じく厚い恩と愛情を受けている緑ちゃん。
お子さんには一番無関心だそうです(ーー;)

でも、緑ちゃんはお風呂が大好きで、一番おとなしく入るそうです。
正しくは、入るようにしてくださった・・・です。
お風呂の後は、本当に気持ちいいという表情をするそうです。
ずっと外生活で、人の手に恐怖を感じていた緑ちゃん。
お風呂なんか入ったこともなく、高齢で家族にしていただいた緑ちゃん。
そんな緑ちゃんが、お風呂という楽しみを知った。。。
感慨深い・・です。

緑ちゃんママのお父さんは、緑ちゃんの容姿、雰囲気が、竹久夢二の描く黒猫に似ていると仰っているそうです(#^.^#)

今日の青空しっぽ♪もも&ごん(^_^;)

投稿者 aozora : 03:48 | コメント (2) | トラックバック