2010年08月31日

2010夏。。。

大好きな夏が終わって行く…
今年は、スイカも食べていない。。。
食べていないということより、切ったスイカを眺めていないことが夏を味わっていない原因。
切ったスイカのあのフォルムとあの色合い、あのコントラストこそ、わたしの夏の記憶。
夏が大好きと思える大きな要因の一つ。
わたしの夏の要素としては、花火もやっていない。
これも夏消化不良の一因。
一番は、海で青空を見上げていない。
入道雲をみかけていない。
暑い熱い夏の午後を応化していない。


今年も夏の子達の姿が見えない。
オレンジキャット自慢のゴロゴロが聞こえない…

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2010年04月05日

ラスカルとゴン

ラスカル君2010/03/29
ゴン2010/03/30
永眠

ラスカル君はお母さんのまりもちゃんを置いて、最後に人間のお父さんお母さんに感謝を態度で表し、お母さんの腕に抱かれて、うちに来てくれてありがとうと言われながら旅立った。

ゴンは、わたし達が帰るとひっそりとコタツの中で横たわっていた。
突然死。。
今日はゴンの初七日。
まだ全身が振るえ、呼吸が苦しくなる。

どうして、何故・・・
ゴンの死に心も身体もついて行けない。

ラスカル君のこともゴンちゃんのことも 頭の中で言葉はマシンガンのように口から発することも出来ないまま旋回し、地球の地層にも負けないくらい積み重なり、わけの解らない嗚咽となる。

佳祐の百か日、ちょろの命日、しまの一周忌の花に加え、ゴンの為の花が加わり、うちは春爛漫になる。


4/1ゴンのお葬式。
ゴンが荼毘に伏されると、青空が顔を出した。
遺骨になったゴンを抱いての帰り道、高速から見える外堀も桜で春いっぱいだった。

寒い寒い春。
遠い遠いゴン。

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2009年12月06日

幸せのお裾分け・・・

10/27からの下書きを駄々漏れ状態でまとめてUPしました。
まとめは、幸せしっぽの名付け親ともいえるしっぽとオミです。

兄弟でずっと一緒。
にゃりさんの家族にしてもらうまで、艱難辛苦を乗り越え、色んな思いをした2人ですが、今はこんな。
幸せの縮図です。。。

にゃりさんのブログ

しっぽ、オミちゃん特集
今日の野の花
どうでもいい話
さらにどうでもいい話

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2009年10月30日

蓮華ちゃんー2009/10/29−空へ


蓮華ちゃん

リアル猫友の猫会掲示板での蓮華ちゃんママの言葉です。

蓮華は最後まで自分の矜持を持ち続けた稀有の猫でした。
すごいです。
息を引き取った後ですが、思う存分5年間分撫でましたし、良い子良い子と頬すりしました。
最後の最後まで、触られれるの嫌がってましたから・・
すべてが亡くなってからの出来事です。
なんて気高い猫だったんだろうって思います。
我が家に縁あってきたのです。
正真正銘美人の蓮華。。
これからも蓮華を背負って生きていくからねって思います。

メッセージを下さった猫会メンバーの皆さんありがとうございました。
蓮華ちゃんの最後にわたしにも抱きしめる機会を下さった蓮華ちゃんママ、ありがとうございました。

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2009年10月01日

山形の茜ちゃん、緑ちゃん。そしてだいちゃん。

三日坊主最終日に・・5時間弱遅れではありますが、やっとこぎ着けました。
今日は山形の緑ちゃん宅のことを。。。

このお話しをうかがいblogに書かせていただいてもいいですか?とご了承をいただいたのも、さくらんぼの出始めた季節!
そうです・・季節を遡ってのお話しです(>_<)

緑ちゃん宅には、あおぞら出身の緑ちゃん茜ちゃんの他にも命辛々のところを助けてもらった女の子達がいます。
みな出産経験有りです。

その中で一番人間とも猫とも距離を置き、自由気まま?勝手?な生活を送っていたのが茜ちゃんです。

そんな茜ちゃんに変化がおきました。
今までは緑ちゃんママ達があまり出入りしない部屋で生活していた茜ちゃんですが、お子さんが誕生なさってからというもの、茜ちゃんがちょくちょく姿を現すようになったそうです。
・・というより、赤ちゃんを一番気にして面倒をみようといった感じだそうです。
お子さんが泣いたりすると一番気に病み、泣き止むのを確認して、うんうんといった感じをみせるのも茜ちゃん。

この話しにはもうちょっと続きがあります。
茜ちゃんと一緒に家族にしていただいた茜ちゃんの息子だいちゃん
だいちゃんが、手厚い看護と惜しみない愛情に支えられながら、闘病生活に終わりを告げ、この世から姿を消したちょうど半年後、お子さんが誕生なさいました。
そしてお子さんには、だいちゃんの一文字が加えられ命名。

緑ちゃんママからこのことをうかがった時、大きく深呼吸したことを覚えています。
すぐには言葉がでませんでした。

だいちゃんはもともと虚弱で、高齢の元の飼い主さんのお宅で茜ちゃんが産んだ子です。
しかし、元の飼い主さんがアパート立ち退きで茜ちゃん一家は家を失くしました。
あまり外に出なかった大ちゃんは、瓦礫となった自分の家があった場所にいつも所在無くポツンと座っていました。
だいちゃん達が居た付近は、考えられないような手段で次々と猫達が殺害されていた場所でした。
保護された時、だいちゃんも長い尻尾を失う大怪我をしていました。
それでも人を信じ、人懐こさを失わなかった純粋無垢なだいちゃん。
そんなだいちゃんだからこそ、だいちゃんの健気な思いを大きく深く受け止めてくださる緑ちゃんママの元で、生涯を終えることが出来たのだと思いました。

だいちゃんの一文字を共有したお子さん。
茜ちゃんは、きっと気づいているのでしょう。
人間の言葉を語らないだけで。。。(=^・^=)

・・・余談
同じく厚い恩と愛情を受けている緑ちゃん。
お子さんには一番無関心だそうです(ーー;)

でも、緑ちゃんはお風呂が大好きで、一番おとなしく入るそうです。
正しくは、入るようにしてくださった・・・です。
お風呂の後は、本当に気持ちいいという表情をするそうです。
ずっと外生活で、人の手に恐怖を感じていた緑ちゃん。
お風呂なんか入ったこともなく、高齢で家族にしていただいた緑ちゃん。
そんな緑ちゃんが、お風呂という楽しみを知った。。。
感慨深い・・です。

緑ちゃんママのお父さんは、緑ちゃんの容姿、雰囲気が、竹久夢二の描く黒猫に似ていると仰っているそうです(#^.^#)

今日の青空しっぽ♪もも&ごん(^_^;)

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2009年07月12日

があ子ちゃん

遅くなりましたが、があ子ちゃん宅のちびきじ3にゃんは、家族に迎えられました。
応援してくださった皆さん、ありがとうございました(#^.^#)
また、たくさんの方々に声をかけてくださったドアさん、リンク・呼びかけ下さったばあやさん。相談にのってくださった、ねこやまさん、ひなさん。ありがとうございましたm(__)m

3にゃんは、2軒のお宅でそれぞれの生活を始めました。
があ子ちゃん宅からのご報告です。
**********
一番元気の良いメス猫が若い女性の方。
その他の2匹が以前猫を飼っていたご家族の方で、昨年15年生きた猫が
死んでしまい、新しい猫を探していたようです。
**********

それから、があ子ちゃんのお姉さんから、いただいたメールの抜粋です。
**********
があこは最後まで気ままな生活してました。
特に2階の誰もいない部屋でベランダ越しに日なたぼっこをしているのが、
好きでしたよ。私達と目が合うと怒って隠れていましたが・・・。
たまにそ〜っと部屋をのぞくとひっくりかえって寝てた時もありました。
父はとうとう一度も触れなかったみたいです・・・。
(ちなみに私は3回くらい触れました!)
亡くなってしまったのは残念ですが、幸せに過ごせていたと思います。
**********

があ子ちゃんは、亡くなる前日までいつもと変わらず元気にマイペースにしていたそうです。
当日の朝、食欲がないので、夜まで食欲がなかったら次の日病院へと思ったそうです。
なんせ、があ子ちゃんは自由気ままな女王様、さわらせない子だったので、無理やり捕まえて病院というのはかなりのストレスです。
その日の夜、女王様は病院へ行くことを拒否するかのように、そして大好きながあ子ちゃんの家族の皆さんに見守られながら、静かに息を引き取ったそうです。
があ子ちゃんのお母さんが電話で知らせて下さいました。

があ子ちゃん宅は、大勢の(=^・^=)がいます。
みんな外出身の子達です。
そんな猫ベテラン一家のがあ子ちゃん宅ですが、そんながあ子ちゃん宅でも特異な子だった女王様があ子ちゃん。

外生活時代のがあ子ちゃんは、猫仲間に嫌われないよう仲間はずれにならないよう気を使い、愛想を振りまき、人間の顔色をうかがいながら注意深く様子を見、苛められないよう、二度と捨てられないよう見捨てられることの無いよう、臆病ながらにもせいいっぱいおべっかを使い、生きていくことだけに精一杯といった感じがひしひし伝わってくる小柄な女の子でした。

そのがあ子ちゃんが、家族として迎えられてからは、人間に対してだけわがまま命令三昧。
最後まで女王様で、最後にご家族の皆さんの願いだった抱っこさせてあげるをプレゼントして、高く高く旅立ったのだと思います。
幸せな一生でした。


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2009年07月05日

お出かけ@(=^・^=)つながりV

しっぽ&オミのにゃりさんが「アースガーデン夏2009」に出展なさっていたので、代々木公園まで出かけて行きました。
 

 

 
そんなに暑くもなかったので、智をお散歩がてら連れて行こうと思ったのですが、智が気持ち良さそうにお昼寝していたのと、午前中、海空を病院へ連れて23区横断をし人間がバテ気味で、5.5kgの智ちゃんを連れて行くのがちょっと辛かったので人間だけで出かけました。
智が来るかもと思っていてくださったにゃりさんは、ちょっと残念がってくださいました。

今回にゃりさんのお店から我家に来た子は、シラサギガヤツリ・メダカソウ・紅チガヤ(写真:左)です。
メダカソウも穂をつけています(写真:右)。
 

我家では、サラダバーと勘違いされるこの子達は格子戸暮らしなので、前回の一人静・リュウノヒゲと一緒に帰省しようと思っています。
みな野山の草なので、山歩きが好きだった父へのお土産に仏壇へお供えしようと思っています。

その他、ハッカ好きの孔祐に涼風という北海道産のハッカと、大きな杉の端材をみんなの爪とぎに購入してきました。
ハーブであるハッカは虫がつきやすいので、気が遠くなるほど虫嫌いなわたしにはちょっと挑戦だったのですが、名前に強く惹かれ購入しました。


涼ちゃんと風ちゃんが、帰ってきたようです。
 


杉の端材は、虫が付いていると嫌なので、熱湯消毒をしました。
それから、爪を研ぎやすいようにノコギリでちょっと細工を施しました。
結構気に入ってくれてるようです。

最後に、にゃりさんから王子2人の最新フォトをいただいてきました(=^・^=)
 

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2009年06月04日

幸せしっぽ達の近況をちょっと・・

たまくろさん宅のやっちゃんクレオ君ピョンタ君は元気です!
”この間ピョンタを少〜しだけ抱っこしました!食べ物に夢中で油断していたようです”
と、たまくろさんからのご報告♪


いちごさんからのご報告!!
デュークは毎日フワフワ抜け毛を飛ばしながらとても元気です♪”
お嬢さん(デューク君の妹(>_<))が、その毛(デューク君の)を追って
”「ねこの毛っ!ねこの毛っ!」と楽しそうです。(#^.^#)”
とのことです♪


があ子ちゃん
元気です!年齢より若く見えるそうです(*^_^*)


みんみんちゃん
抱っこは無理なようですが、気分次第で撫でさせてくれるようになりました。。とのことです(>_<)


くーろん君
元気です!
くーろん君宅の地域は、昨年は大きな地震に見舞われたのですが、くーろん君宅は無事でした!
”猫には地震予知はムリだということがわかりました”・・・と(^_^;)


ボク君(お嬢さんと双子)
”ボクはすっかり人に慣れ、元気でやっています。
彼もすでに8才です。。。”
と、ボク君のパパさんからでした。


みるちゃんも元気(すぎ?!)です!!
みるちゃんママのMeikoさんのHPがリニューアルオープンしました。
http://ktmhp.com/hp/bokura/page5
(=^・^=)の手も借りたい時はぜひご相談を!
シッターさんではなく、信頼できるヘルパーさんです。
http://www.geocities.jp/yozefu39/


さくらちゃんももちゃんの美人姉妹です。
元気ですとパパからうかがってます♪


ルーちゃんはとっても元気になり見違えています。
↓はルーちゃんのお姉さん、イラストレーターの飯高裕子さんの作品です。
もちろんルーちゃんがモデルです(#^.^#)


お嬢さんです(^_-)-☆
”パパからのコメント”
あえて説明をつけませんので
画像を見て色々と楽しい想像を巡らせて頂ければと思います^^
  
 
あのお嬢さんが・・感無量です!!


シッポ&オミ(ミケちゃんと三つ子)
シッポナ君は、本当にミケちゃんとそっくりです!!
模様違いなだけで、性別超えてそっくりです♪
 
オミちゃんです! 


顔が見えてるのは、シッポナ君です♪
にゃりさんのblogがOPENしました。
プロフィール写真は、もちろんシッポ&オミです(=^・・^=)
http://ameblo.jp/horinen/


友人に預かってもらっているうー&しー
写真はうーちゃんです。


suzunaさんに預かっていただいているひじき君です。
猫Watchでも紹介していただきました♪


奈奈さんに預かっていただいているオルセン&パフィーちゃん。

奈奈さんのコメント
”あまり逃げ回らなくなったパフィーです。
窓越しでなく、直に写真が撮れる様になりました。
相変わらず美人です。。。。ちょっとメタボですが・・・(汗)”

”ちょっとご機嫌斜めのようです(汗)”奈奈さん談

美人姉妹♪オルセン(上段)パフィー(下段)

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2009年05月19日

少しだけ振り返って・・・

幸せしっぽとしてUPし、幸せしっぽとして一生を全うした子達の中で、最初に別れを告げたのはブレブレ(ぶれっきい)でした。。
にゃりさんとお葬式の最中、ずっと空を見つめていました。

そして、うさポン
だいちゃん
ロミちゃん
無憂樹君
クラン君
レム君
そして、そして、知らない土地で見捨てられ、生涯家族を持つことができなかった・・お兄ちゃん
何度も保護に向かったが、とうとうわたしの元に帰って来ることのなかったお兄ちゃん。
名前だけは決めていた。。。准(じゅん)。
07年秋、人知れずこの世を去った。

感謝でいっぱいなのはわたしのほうなのに、みなさんがありがとうと言ってくださる。。。
うちの子にしてくれてありがとう・・・と。

だいちゃん、無憂樹君、レム君。
闘病生活が続く中、どんなにやるせない思いでいっぱいだったかしれないのに、みなさんが事細かにご連絡くださって。。
最後の最後まで、一緒に・・一つになって闘ってくださって。。

明日をも知れない状況下におかれた子達だったのに、こんなにこんなに愛されて。
物理的空間としては離れていても、肌に感じ、身に沁みて思いが伝わってきていました。
あふれる愛情に包まれていることを報告しなければならない立場なのに、一人でそれぞれの証をかみしめることしかしてこなかった・・・
言葉にできなかった・・・
わたしの言葉ではあまりにも陳腐で、書き殴ったままUPできなかったというのが本当です。


でも最近の出来事を取り敢えず一つだけ。

3/1にお兄ちゃんの卒業式を見届けて旅立ったのは、レム君でした。
老猫が避けて通れない病。腎不全でした。
レム君の闘病中、蒼い球根さんは、球根さんのお母さんの言葉やお気持ちをよく知らせてくださっていました。
どちらかというと猫があまり得意でなかったお母さん。
でもレム君によって一新されたこと。
レム君を連れて来てくれてありがとう・・と、ずっと仰ってるということ。
レム君によって人生観が変わったとも仰ってるということ・・・などなど。

レム君が亡くなってから、球根さんのご両親にお電話をいただきました。
そして、お母さんからは、丁寧な丁寧なお手紙もいただきました。
そこには、レム君が無償の愛、無限の愛を教えてくれたと、誰にでも愛を持って接するようになれたと・・
人生感が180°変わったと・・・
その言葉を聞いたわたしは、思わずレム君あっぱれ!
凄すぎる・・・。

レム君は、球根さん一家に会うためにわたしの前に姿を現したことを再認識させられました。
大見得を切りながら、花道を駆けるように空を駆け上って行くレム君の姿が見えたような気がしました。

外にいた時のレム君との数年が、わたしの中を駆け抜け、そしてあまりにも大きなことを成し遂げて堂々と空を上って行ったんだという思いでいっぱいになりました。
凄すぎるとしか・・・言いようがありませんでした。

だから蒼い球根さん、もうご自分を責めないで下さい。

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命を認識できない人型は大勢いる。
自分に都合の良い屁理屈で、仕方ないと諦める。
知的文化度が低いという次元の社会ではなくなっている。
悲しみを感じることのできない人型は、思いやりということを愛するということを愛されるということを知らない。

小さな片隅からだけど、囁くことを続けなければ。
懸命に足もとで空を見上げている名も無い小さな命が、こんなにもこんなにも人の温かさに包まれることができるのだから。
生まれてきた理由ががわかるように。
小さな小さな命でも、宇宙よりも大きい存在だと実感する人がいることを・・・
そんな幸せがあることを知ってもらうために・・・

小さな者達を通して、多くのことを感じられるわたしは幸せ者なのかも知れない。
無残な死を目の前に突きつけられる度に、どうしてこんな思いばかりするのだろうと絶望だけが圧し掛かる時間に潰されそうになりながら、それでも立ち止まれなかった。
何かに、半ば脅迫めいたものに突き上げられながら、前へ進むことしか許されなかった。

それでも進めたのは、猫達を通して、猫達を通してしか知り合えなかった同じ思いの方々に支えられてきたからだと、しみじみ実感している。

偉大なる小さな者達。
人間としての真っ当な出会いがある限り、前に進むことしか許されないのだと覚悟し直し、また小さな1歩をどうにかして踏み出さなければ。。

人型よりも大勢の人間がいることを信じ続けて・・・
小さな命と小さな命を大きな存在にしてくださった方々に感謝して。。

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2008年11月19日

無憂樹くん

08/11/19夜明け前
金糸月さんのお宅の長男、無憂樹くんが高く高く空を昇って行きました。

無憂ちゃん、金糸月さんの元で安らかに、屈託の無いその笑顔を永遠に…

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2008年05月01日

深窓の令嬢@さくヤ

遅ればせながらご報告です。
4/14さくヤが、深窓の令嬢ねこやまさくヤさんになりました
ねこやまさんが、さくヤの症状を推し量ってお申し出くださいました。

下記の写真は、4/14診察後の病院の待合室でのものです。
ねこやまさんの献身的なお世話により、保護時とは見違えるくらいふんわり和か美人に変身したさっくんです。
暴れることが予想され(前科有り)ねこやまさんが洗濯ネットを持参くださいましたが、おりこうさんにすんなり診察、検査をさせてくれたさっくんでした。
レントゲン室に運ばれる時も萎縮してのことですが、院長に大人しく抱っこされていました。


ねこやまさん、長い間ありがとうございました。
末永くよろしくお願いします。

夏乃&ガッシュペア、ロデム、すっかり仲良くなった3○○トリオを家族に迎えてくださる方大募集中です!!よろしくお願いします。

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2008年01月31日

…続き…と、丸い面々(=^・^=)

コットンの実態

お供えからのし餅になっています(ーー;)


…続き
かのんさんとねこやまさん宅へ伺いました。


左:一時期より細身に見えた(錯覚と言われたが(-_-;))美!ミケちゃん 右:ミンク猫さくヤ



左:手前”夏乃” 奥”ロッシー” 
中央:夏乃   ロッシー  イギー(若手3にゃんず・・多分みんな2歳未満)
右:わたしに慄くロッシーとイギー(ー_ー)!! 



お前っ!何だかわからないけど嫌いだぁ〜っ!早く帰れっ<`〜´>のチョモ太、イギー、ロッシー


それから、昨年末のきょん改めルーちゃんです。
長毛きょんちゃんのお祝いにといただいていたファーミネーターを 年が変わらぬうちにお届けに伺いました。
見違えるほど美しくなっていたルーちゃん。
病院では食が細く心配されていましたが、やすらぎを得たルーちゃんは大食いになっていました。
体型も丸みを帯び、人間ならキューティクルクルな長い髪をなびかせてといった感じで、シャンプーのCMでもできそうな子に大変身でした。
自由気ままで、すっかり女王様です(*^_^*)

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2007年08月13日

幸福亀の”ふく”

8/12ふく奈奈さん宅の家族として迎えていただきました\(^o^)/

8/3ふくの病院(爬虫類専門)の予約日。
健康診断をしていただきました。
健康体。異常なし。
昨年10月にお申し出いただき、ふくの病院の先生に来年梅雨が明けたらとアドバイスいただき、めでたくこの日を迎えることが出来ました。

fukuidou1.jpgfukuidou2.jpg
移動中、キャリーの中から窓の外の景色に見入る”ふく”


8/12。久しぶりにお目にかかり、話が尽きず、朝早くから夜遅くまで入り浸ってしまいました。
お忙しいのはもちろん、みんなのママだったシャァちゃんが亡くなられて間もない上、とんだ災難に見舞われたにも拘らず、快く迎えていただいたふく!
ふく同様(否、ふく以上に)いつまでも心に残る真夏の1日となりました。
楽しい時間をありがとうございました♪
長寿なふくですが、末永くよろしくお願いします。


奈奈さんは、大量のホテイアオイを購入してふくを迎えてくださいました。
ふくは、ホテイアオイの浮かぶ日本庭園の大きな池を 最初戸惑いながらも大いに堪能していました。
ただ、環境とは恐ろしいもので、以前の飼い主宅でもうちでも狭い水槽しか知らないふく。
泳ぎが驚くほど下手でした(*_*;
手足バラバラ、溺れてかけているみたいな泳ぎ方・・・
でも、本人はいたくご満悦で、池を丹念に探索していました。

他のカメさんに比べて、かなり変わったカメの”ふく”。
確かに猫みたいなカメです。
それも、女の子の猫のような。
確固たる自我を持ち、それを人間のわかるようにはっきり意思表示をする子です。
そして、表情豊かな子でもあります。
喜怒哀楽もはっきりしていて、それを如実に表現します。
そのふくは、しばらくすると池の中でメグ・ライアンばりの笑顔でした(*^_^*)

わたしが奈奈さんと夢中でおしゃべりしている間も、ご主人がずっとふくを気にかけてくださり、ご主人に見守られながら、自然を謳歌しているような笑顔を振りまいて、のほほ〜んとすっかり順応しているふくの姿がそこにありました。
そのふくの様子を見て、先生が仰っていたことは大正解だと実感しました。

今日早速、奈奈さんからふくの様子をメールいただきました。
ふくはベランダにいても、薄暗くなってくると”うちへ入るぅ〜”と、水槽をよじ登ろうとし、激しく騒いで訴える子だったので、その点だけが気がかりだったのですが、何とふくは、朝立ったまま爆睡していたそうです。
立ったまま寝るカメ???

確かに、昨日も池の入り江に挟まって、動けなくなっているのかと思いふくを移動させたのですが、それにしては、何かにつけて大騒ぎするふくが、ジタバタもしないで暢気すぎると思っていたのですが、あれも休憩だったんだ。移動で疲れて、小休止してたんだと納得しました。
狭い水槽では、予想もできなかったふくの一面でした。

ふくのことなので、”苦労した甲斐あって、やっとパラダイスに到達した”なんて呟いていそうです(~_~;)

今日は、岩で甲羅干しもしていたというふく。
ドン臭いところがあったので、自分で這い上がれるかちょっと気になっていたのですが、よかった!!

縁側に奈奈さん宅の現ご長にゃんが現れると、大ジャンプで水の中へ入ったとのことでした。
”ふくちゃん。(すごい!飛びましたよ)”
と、お知らせいただきました。

やっぱり、ふくは人間好きっ!
日向ぼっこできる場所も岩もたくさんある広い敷地で、わざわざ人の気配がする縁側よりで甲羅干しとはっ!!

カメご飯も鯉ご飯もいらないとわがままをいうふくに、わざわざ煮干し片手に奈奈さんが池に入り、与えてくださったようです。
すみません。わがままに育てちゃって。。。

でも、ふくは、本当に福になったんだとしみじみ思いました。


それからもちろん、クラン、オルセン、パフィーともご対面してきました。
奈奈さんご夫妻の献身的なお世話によって、パニック障害を発症しなくなったクランは、あの頃の不幸な生い立ちは微塵も感じさせず、百獣の王のような貫禄さえ感じられるほど堂々としていました。
まさに、見違えていました。

オルセン、パフィーも人を信用する力を取り戻してきたようです♪
オルセンは、”この人嫌っ!”と言って逃げました(T_T)
気の強い美人のパフィーには”覗くんじゃないわよぉー。あっち行きなさいよっー”と怒られました。

温厚な性格と奈奈さんお墨付きの”クラン”


奈奈さん宅に伺うにあたって一番気になっていたのが、猫の長女奈奈ちゃんに嫌われずに迎えてもらえるかどうかということでした。
奈奈ちゃんは、気難しく、気高くて、人の好き嫌いもはっきりしている女王様だと伺っていたので、内心ドキドキ・・・
いざ、奈奈ちゃんとご対面させていただくことになり、”奈奈ちゃんこんにちはー”とご挨拶。
すると、そーっと近づいて来てくれました。
わたしも秘策を手にそーっと歩み寄ると、以外にも奈々ちゃんは、逃げませんでした。
秘策のお陰だとは思うのですが、小さな淑女の初めてのご挨拶をゆっくり受けたわたしは、ピノキオくらい鼻高々になってしまいました<^!^>
奈奈さん宅のにゃんず全員と顔合わせできて、わたしは嬉しかったのですが、多分ほぼ全員”こっち来るな〜”と悲願にも似た念を出していたような気がします。ごめんね。


おしゃべりに夢中になって、ほとんど写真を撮っていませんでした。
その代わりといっては何ですが、今まで奈奈さんに送っていただいてUPしていなかった写真をペタペタ!!

オルセン                クラン                    ニゴ君とクラン



トラちゃんとオルセン          クラン                  美人姉妹オルセン・パフィー


torakuran.jpg
クラン       ラブラブなクランとトラちゃん

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2007年08月03日

ふく!健康診断に行く!!!

昨年10月に健康診断、及び飼育相談に行ったきり久しぶりのふくの病院。

殺害が多発する現場から保護し、心に大きな傷を負ったクラン・オルセン・パフィーがお世話になっている奈奈さんに昨年10月ふくにお申し出をいただいていた。

ふくは、変温動物。キバラガメなので、お嫁入りは、来年の梅雨が明けてからと先生にご指導いただいていた。
いよいよ奈奈さん宅に迎えていただく梅雨明け。
と言うより、真夏真っ盛り過ぎっ!の今日この頃。

本当は、日が暮れて、少しでも気温が下がってからの予約を取ろうと思っていたが(ふくの病院は、爬虫類専門で、完全予約制)、会社の子達捕獲やうちの子達の通院、自分の病院の予約などがぎっしりで、ふくの予約が、思った時間に取れずにいた。

ふくのためにもタクシーで涼しくと思ったが、東京のど真ん中横断の道のり。
タクシー代云々もだが、それより時間がかかって、いつ着くやらという状態になること確実。
ふくは、ふく専用のキャリーに濡れたタオルを敷いて連れて行くのだが(保護して、初めて診察に行く時、先生に教えていただいた方法)、ヌマガメのふくは、陸に上がっている時間が長いと腎臓に負担がかかる。なので、移動時間は、短いほうが絶対にいい。
それで、予約可能な午前中の一番早い時間を予約した。
しかし、11時。
うだるようなこの暑さの中、ちょっと心配だったが、電車で移動。

今までの何回かの通院で、学んだことがある。
ふくは、狭いキャリーに入れられての移動が、ものすごく気に入らない。
病院へ向かう混んだ中央線の中で、おしっこと大きいほうを必ずしていた。

保護してまもなく健康診断に行った時は、劣悪な環境にいたせいでまだおなかの調子が悪く、ひどい異臭を漂わせての通院。
もちろん、ふくの電車代も払って乗車しているのだが、車中で、タオルを買えるわけにも行かず、かなり肩身の狭い思いで通院していた。

病院では、汚れたタオルに気づいてくださった先生が、タオルを漱ぐよう看護士さんに支持してくださり、臭いは漂っていないのだが、いつ臭いだすかと帰り道もドキドキしながら帰宅。
猫もそうだが、病院を出ると家に帰れるとわかるのか疲れるのか、騒がない。
ふくも行きは、キャリーの中でバッタバッタ暴れるのだが、帰りは粗相も無く、暴れもしない。

最初、ふくのために購入したキャリーは、リッチェルのベッドキャリー。ちなみにブルー。
5kgまで対応なので、うちの毛深者のしっぽ達には使えないが、ふくならOK。
それに下段部分がメッシュになっておらず深い。濡れたタオルを入れていても粗相をされても安心。
これなら、キャリーの中で向きも変えられるし、そう窮屈じゃないだろうと思い購入。

しかし、ふくは、車中キャリーの中で立ち上がり、暴れて何度もひっくり返った。
爬虫類というか、カメにも何の知識も無いわたしがただ1つ知っていること。
それは、カメはひっくり返ったら自分で元に戻れず死んでしまう((+_+))
幼い頃読んだ絵本か童話か、はたまたアニメだったか、わたしの遠い記憶の中にいたカメは、ひっくり返ったら死んでしまうだった。
わたしの唯一カメへの(間違った?、少なくともふくには当てはまらない)知識だったが、なんせ、ふくとは、否、爬虫類と接触するのは、わたしにとって未知との遭遇だったので、結構混んでる電車の中で、あせりまくり。
どうしよう、早く元に戻さないと、ふくが死んじゃう・・・

今となっては、笑い話で、なんて馬鹿なこと。子供じゃあるまいし・・・なのだが、パニクリ半分のわたしには、そんな余裕は全く無かった。
それに遠い記憶の中のカメだって、よく考えてみれば、ひっくり返ってご飯も水も口にすることが出来ず、長時間放置の場合だったと思うのだが、その時のわたしには、ひっくり返る=死になっていた。
ひっくり返ったら、内臓破裂みたいに思えたのだった。

でも、混んでいる車内で、立って乗っている状態。
ふくのキャリーを抱えてふくを戻すのは、かなり至難の業。
車内のドアを目指し移動。
ドアにキャリーを押し付け、どうにかふくを元に戻す。
しかし、キャリーのドアを閉めようとすると、ふくは立ち上がり、両手で阻止。
悪戦苦闘の末、やっとキャリーのドアを閉める。と、また、ふくがひっくり返っているではないか(゜o゜)
ひぇ〜っ!!
そして、死んでしまいますばりのふくのジタバタ。
ひえっ〜、ひえっ〜、ひえぇ〜っ!!!!!
と、パニクリながらキャリーのドアを開けようともたもたしていると、何と自分で元の状態に・・・
えっ!えっ!えぇっ〜!!!!!
ふくちゃんすごいっ!あんたは、えらいっ!すごいカメだ。器用な子だ・・・???

ふくは、移動の車中、ずっとこんなことを繰り返していた(T_T)
なので、爪を切っていないふくの暴れ具合は(ふくは、爪きりしないでいいそうだ)、何事っ?という感じの音を伴っている。
自然と周りの人の目が、ふくのキャリーに集中する。
何の音?何が、どうやって暴れているんだろうという好奇心の視線を真夏の太陽並に浴びる。
周りの人は、どうも犬でも猫でもないということには気づくらしいのだが、カメとは思わないようでそーっと何気にチラ見する。
チラ見されてるところに、ふくの鱗状の手が、キャリーのスリットからちょっとはみ出す。
すると、チラ見の視線軍は、好奇心をより駆り立てられジーーッと見入ってくる。
その期待に応えているかのように、またしてもスリットから手の先がにゅーっ。
更に、工事現場か阪神かというカラフルな顔をスリットに押し付けるふくの姿が・・・
おまけにふくは、目まで黄色のストライプ?ボーダー?入り。
その顔を押し当てて、バタバタ騒音を響かせているのだ。
仁王立ちしている姿に、心の中で、お前はおすもうさんかと突っ込みを入れる。

カメだとわからなくても爬虫類だと気づく人は多いようで、若い女性がわたしの傍からスーッと離れて行く(乗車代払ってるけどごめんなさい)。
多分、以前のわたしならそうしただろう。
だって、爬虫類。
怖い。。。
未だに、爬虫類は苦手だ。
カメもふく以外は、ちょっと怖い。
ついでに自分のうちで暮らしていた以外の魚も虫も甲殻類もみんな怖い。


わたしは、キャリーを手で撫でながら、ふくちゃん、静かに。ふくちゃん、静かに。と、小声で繰り返す。
カメに静かにっ!と語りかける変な人となって、電車に揺られるのであった。

そんな怖い思いをした1回目の通院に懲りて、今度はもっと小さいキャリーを購入。
小動物用の同じような形の物。
今度は、上面のクリアな部分に猫だか犬だかの足跡が浮き彫りになっている。ちなみにまたブルー。

うちでは無用の長物と化したかもしれない1個目のふく用キャリーだったが、ふく保護の1ヵ月後、子猫のひまがやって来た。
更にその1ヵ月後。
産毛のと遭遇。
まるで、キャリーを無駄にしないようにとでも言わんばかりに・・・。
これは、因果かはたまた縁というものなのか、未だ不明。

その後、ふくの通院は、乗車時間が5〜10分長くなるが、比較的座れる確率が高い総武線を利用することにした。

しかし、今回診察に向かう時は、病院の最寄り駅まで立ちっ放し。
今回粗相はなかったのだが、小さくなったキャリーでも器用に方向転換し、スリット越しに車内を見回し、手を出し、カチャカチャ。暴れるのは相変わらず。
でも、このキャリーにしてからひっくり返ることは無かったので安心通院。
今回は座席に向かい、立って乗車。
相変わらず周囲からは、好奇心いっぱいの真夏の日差しにも負けない視線集中。
それにも慣れていたわたしは、余裕の通院。

わたしの前に座っていたのは、多分、20代前半の小柄で色白の綺麗な女性。
こっくりこっくり電車に合わせて気持ちよさそうに目を閉じていた。
しかし、ふくのカチャカチャにふと目を開けた。
また直ぐに目を閉じようとしたその時、ふくの手先が目に留まった模様。
その綺麗な彼女は、パッチリした大きな二重の目を見開いて一点凝視。
ふくも、その女性を見つめ、キャリーの中で仁王立ちしていた。
その女性は、しばらくの間ふくのキャリーをジーーッと見ていた。
そして、このキャリーの中身は何???といった感じで、お地蔵さんのように固まって観察。
1分くらいは見つめられていたふく。
その間、ふくも微動だにせず、立ったまま黄色いおなかと自慢の?カラフルな顔を正面きって彼女に向けていた。
オイオイ、美人比べのつもりかよっ!!確かに、鼻筋はふくの勝ちっ!と、心の中で判定を下す。

そして、観察し終わった彼女は、カメと気づいたのか、先ほどのリラックスした趣きは取り戻せず、静かに顔を伏せ、目を閉じた。
すると、ふくは何を思ったのか、あなたも綺麗よ!とでも言うように、彼女の方だけを見つめ、彼女にコンタクトを取っているかのように彼女に集中。
そして、彼女方向のキャリー側面全面を使って、右往左往。
カチャカチャカチャカチャ・・・
ふくの音に、そーっと上目遣いに目を開ける彼女。
ブライス人形のような彼女の大きな瞳が、忙しいワイパーのようにふくの動きに合わせ、右往左往。

人間の彼女がわたし達より2駅前で降りるまで、わたしは、2人の女性(良くも悪くも女という言葉がぴったりのふく)から、目が話せなくなってしまった。
微笑ましいやら可笑しいやらで、ちょっとの間この酷暑から逃れられた。

そして、いよいよ病院駅。
しかし、驚くほど、否、方向を掌る神経が無いと断言できるほどの方向音痴、且つ道順を覚えられないわたしは、今回も迷わず迷った。
わたしの掛かりつけの大学病院の隣の方ということはわかっているのだが、どっち方向の隣の方なのかがわからなくなる。
大学病院も大学に関係した幾つもの建物が、襲い掛かるように立ち並んでいるので、目印になるものが無く、迷わず迷ってしまうのだ。
そして、人間の大学病院の前に辿り着いたところで、ふくが熱中症にならないよう迷わず電話。
毎回、道順を教えてもらう(ーー;)

そうこうして、やっと到着。

先生にアドバイスをいただくにあたって、より細かいことをご指導いただけるように奈奈さんにお願いして、池の写真を送っていただいていた。それを持参した。
前もって質問を箇条書きして、聞き漏らすことの無い様、一つ一つ自分では用心深く伺ったつもりでいたが、どうも珍問答になっていたようだ。
でも、しっかり伺った?
そして、細かいことも含め、ふくの健康状態や初めての池生活のことで色々心配があったのだが、ふくの健康状態も問題なし。

そして、珍問答ながらも先生の言葉、ご指導で、ふくの池生活の心配も一掃?・・・一笑した。
何よりもわたしが今回の診察で注目したのは、先生の言動。
オイッ!オイッ!と、心の中で突っ込んでいた(^。^)

持参した池の写真に先生が釘付けになってしまった。
ふくを見ているより、写真を見ている時間のほうが長かったような・・・
そして、初めてご覧になった池の写真なのに、指差しながら、わたしに池の説明をしてくださった。
好い池だということを丹念に・・・^_^;
そして、カメ大好きな先生は、いいなぁ、羨ましい・・・等々連発しきり。

病院の水槽の中のカメさん達を見ながら、ふくの頭を撫で、
”この子は幸せ者ですね。最高の環境だ!ここなら、日向ぼっこしながらゆっくり暮らせますよ。”と、仰ってくださり、
”亀と鯉がいる池。いいなぁ”と。
先生のいいなぁ〜話は、ふくの診察時間いっぱい続いた。
先生が、あまりにもふくのことを喜び祝ってくださったので、わたしも一層嬉しくなって、帰り道奈奈さんにメールせずにはいられなかった。

わたし:おやつを食べすぎた後、日向ぼっこを長い時間した時(疲れ?)尿酸が少し出る。

先生:体重も増えているし(2.35kg)元気もあるので、問題なし

わたし:目見づらい?嗅覚衰え?(少ない餌を見つけ辛いような気がする・・・)

先生:それだったら小粒ではなく大粒の餌を好むはず
小粒の餌を好むということは、その心配なし

わたし:陸にいることが多い気がする

先生:具合が悪いと陸にいることが多いが、ふくは順調に体重も増えているので、心配なし

わたし:頭のふわふわ

先生:脱皮

わたし:手足出口の甲羅の赤味

先生:汚れ・・・^^;

わたし:餌が気に入らない時、待ちきれない時、便を食べる

先生:一度食べる癖がつくと直らない。
ひもじかった時そうしてしのいだのでしょう。
でも、こんな環境の好い池にいられれば、気にしなくていいでしょう・・・(先生、答えになっていないと思いますと心の中で呟いた^^;)

わたし:外に出したら

@のんきなところがあり、水中でしかご飯を食べないので、鯉に圧倒されご飯を食べられないのでは?

先生:これだけの池なので、葉っぱを食べるでしょう。
葉っぱ食べちゃいますけど、大丈夫ですか?

わたし:(即答で勝手に)大丈夫です。
そういうことは、理解してくださる方なので。

先生:ほーーーっ。
それはよかった。
これだけの庭なのに、いい方ですね。すごいなぁ〜
ミミズとか虫もいるでしょうし、飢えることはないですよ。

わたし:あっ、虫も食べるんですよね--;

先生:何でも食べますよ。
葉っぱは、食べるようになりましたか?

わたし:いえ。相変わらず口に入れてペッて吐き出します・・・

先生:根気よくやっていけば、食べるようになるでしょう。
このくらいの年になれば、もう草食でいいので。
(野生の亀は、ふくくらいの年齢になると草食になっているそうだ)
この子は、鯉を苛めることはないでしょう。

わたし:苛められることは・・・

先生:大丈夫です・・(笑)

A外での行動範囲

先生:特にないです

わたし:・・・

先生:(写真を見ながら)
柵がありますよ。

わたし:柵をつけていただいたほうがいいのでしょうか?

先生:これだけの池に柵は無理ですよ。まぁ、これだけの池だから、気に入るでしょう。
ほら(写真を指差しながら)、浅いところも深いところもあるし。

わたし:敷地は、●uあるそうです。

先生:それもすごいな。
いいですね〜。
本当に幸せな子だなぁ〜
いいなぁ〜(何度も)

わたし:この子は、段差をなくしてなだらかにしてあげても高いところの上るのが苦手なんですが(写真を指差しながら)、こんな所とか上れるでしょうか?

先生:大丈夫ですよ。上れますよ。

わたし:もし、この池が気に入らなかったら、どこかへ行っちゃいますか?

先生:行っちゃうでしょうね。

わたし:周りには林とかもあるみたいなんですが。
迷ったら、飢え死にしちゃいますか?

先生:まぁ、迷子になって帰って来られなければ。でも、林で誰かに拾われるかもしれないし・・・
大丈夫でしょう。この池なら気に入るでしょう。
敷地も広いし、どこかは気に入るでしょう。(先生、何度も写真に見入る)

わたし:・・・

先生:台風とか来て、鯉も流されてしまうような洪水になって流されちゃったら、帰ってこられないですけど、それはもう仕方ないでしょう。

わたし:じゃぁ、台風の時なんかは、家へ入れていただいたほうがいいですか?

先生:(またまた写真を指差しながら)こっちの方とか、どこかに逃げるでしょうから、まぁ、大丈夫でしょう。
わたし:・・・

B冬眠

先生:(恒例。写真を指差しながら)ここら辺の深いところに潜って、冬眠するでしょう。
ほら、ここ深いでしょ!

わたし:冬眠中も目を覚ますことがあるって読んだんですけど。

先生:ありますよ。

わたし:ごはんは?

先生:鯉のご飯食べるでしょう。
この子は、もう鯉のご飯でいいですからね。

わたし:鯉のご飯。3日続くと食べないんですけど。

先生:この環境に行けば、食べるものはいっぱいあるから大丈夫ですよ。

わたし:冬眠中の一時目覚めの時は?

先生:何でもあるから大丈夫ですよ。
自然の中では何もしないで、大丈夫。

C外敵

わたし:ご近所の放し飼いの猫・犬。それと、●(とある野生動物)

先生:猫と●は大丈夫です。
ただ、大型犬は、このくらいの子(ふく)を食べたり、かみ殺したりする子がいるから、その辺は注意してもらってください。

わたし:大型犬。食べるんですか・・・

先生:結構あるんですよ。

わたし:絶句!!

わたし:●●(奈奈さんお住まいの地区)に、カメ専用の病院ありますか?

先生:んーーー(しばらく考え)。
ないですねぇ〜。

わたし:・・・

先生:大丈夫ですよ!
こんな池に住めれば、病気になんかならないですよ!

わたし:(~_~;)
※確かにカメのほとんどの病気は、水槽飼いでのトラブルから起こるものらしい。先生の著書”カメの家庭医学”にもそう書いてある

このあとも色々お話させていただいたのだが、よく覚えていない・・・

またまたまた池の写真を目にした先生は、天井を見上げながら、
”庭を見渡して、この子が日向ぼっこしてたら気持ちが落ち着いて和みますよ・・・etc”


真夏真っ盛り。11時半。
病院を後にする。
今日も期待にもれず酷暑。
ふくが少しでも暑くないよう日傘を差しているが、信号待ちの短い時間でさえ、アスファルトの熱が足の甲に反射し、ジリジリ痛い。
しかし、夏の暑さをしっかり体で受け止められることも幸せなんだと感じる帰り道。
この暑さを感じることが、生きている証であるような気がしていた。
生まれて初めての爬虫類。
キバラガメのふくちゃん。
1年間、よく我慢したね。
その分、うんと幸せになれるんだね。

太陽も狂おしいまでの暑さでふくを祝福してるような気がした。
異邦人の太陽、ボサツ日記の黄色い太陽を思い出していた。
そして、太陽がいっぱいが頭の中で鳴り響き、白昼夢の真っ只中に引き込まれるような気がした。
慌てて、信号を足早に渡った。
いい夏だっ!

投稿者 aozora : 23:08 | コメント (2) | トラックバック

2007年05月27日

クレオとピョンタ

長〜いことねこやまさん宅で過ごさせていただいていた、クレオとピョンちゃんが、今日、新たな旅立ちを果たした。

今回のご縁は、全てねこやまさんのご尽力によるものだ。
何から何まで、いつもいつも本当にありがとうございます。

070527pyons1.jpg070527pyons2.jpg

投稿者 aozora : 22:52 | コメント (0) | トラックバック

2007年04月06日

しまにに&きじとらお

ボケボケのわたしは、リュックの口を開けたまま出勤し、会社に着いたらデジカメがない。。。
もう本当に自分が嫌になります。

なので、取り合えず写りが悪いのですが携帯で撮ってみました。

しまにに(縞ミケ、雌、4〜5歳)          きじとらお(雄、3〜5歳)
shimanini1s.jpg kijitorao1s.jpg

投稿者 aozora : 19:00 | コメント (0)

2007年03月23日

エレーナ ソコロワ

家・外の子達と、もう猫達のことはパニクリすぎて書けません。
とにかく、いくつもの病院を掛け持ち状態で、身体も心も追いつきません。
それでも、まだまだ急いで病院へ入れなくてはいけない子達が目の前にいて、思考回路は逃避行状態です。


そんな中、エレーナ ソコロワの笑顔が戻ってきて、銀世界の中でやまぶき色の福寿草でもみつけたような気がした。
無邪気で愛くるしい彼女の笑顔が大好きだ。
オリンピックから今シーズン。ずっと不調で、痛々しい感じさえ受けるような演技が続いていたが、あの笑顔が戻ってきてくれて、嬉しかった。
ショートプログラム結果は11位だったが、それでもあの笑顔を見ることができて、逃避行状態から少し現実に思考が引き戻された感がある。
とにかく今は働いて、働いて、何も考えずに働いて、猫達の穏やかな明日に結び付けなければ。

冬の間、ぶっちょうさん(うちでは、愛くるしい者たちの仏頂面をこう呼んでいる)気味だったふくも、春の香りと共にエレーナ ソコロワ、メグ ライアンと同等の笑顔に戻ってくれるだろう。

ふくの笑顔は、彼女たちと同じふわふわの笑顔なのだ。
キバラガメなので流線型の面立ちなのだが、本当にやわらかい笑顔なのだ。


ふくと煮干仲間のシューも まずは、酸素室からでられうようがんばっているのだから。

投稿者 aozora : 22:49 | コメント (3)

2006年11月06日

ふく

ふくは美人だ。
流線型の横顔の頃合がとても綺麗なラインで、鼻の穴が左右対称みごとなバランス。

と、言ってもふく以外のキバラガメの顔を知らなかった。
そこで、キバラガメを検索してみた。


そして、ふくが美人のキバラガメだということを確認できた。

ふくは、メグ・ライアンに似ている。
ふくの笑顔は、ほんとメグ・ライアンに似ている。
そう思っているのは、わたしだけだろうか。。。

投稿者 aozora : 02:05 | コメント (0)

2006年10月16日

旅立った幸せしっぽ達

目先のことに追われるだけの毎日で、何の進歩も無く、ただ時間だけが過ぎて行く。

どうしても、外の子達や病気の子達が最優先になり、うちの健康な子達、自分のことはぐだぐだのやっつけ仕事のような日々。
んーー、これじゃいけないと思いながらも身体も心も動いてくれない。

このblogも書きかけのものが、自分でも忘れているまま幾つも投げ出してある。
お忙しい中、いつも即座に様々なステージと、事細かな専用マニュアルまで用意していただいている大原さんには、申し訳ない限りです・・・m(__)m

空高く旅立った幸せしっぽ達もいるというのに、それすら報告できていなかった。

Wキャリアだったブレブレは、昨年5月。
保護した時、全身ボロボロで、既に片目を損傷し、存在自体が消え入りそうで、本当に小さく思えた子猫のうさポン(ジャックン)も、今年2月に若くして旅立った。

二人とも不遇の時をかき消すように、最愛の家族にこよなく慈しんでいただき、穏やかで幸せな時間を与えていただいた。


命日には、思い出や幸せしっぽになってからの様子を綴りたいと、頭の中では、たくさんの言葉が渦巻くのだが、溢れてこぼれてかみしめるだけで終わってしまう。


これじゃいけない。
これじゃいけない・・・


良くも悪くも、現社会を支配しているのは人間で、人間のちょっとした気遣いで、ほんの些細な行動で、大きく左右される無邪気で小さな命があることを

人間のせいで心身ともに荒み疲れ果てた子達でも、愛情という尊い感情によって、優しい時間を手にすることができるということを 

何気なく青空を見上げるのと同じように 視線をふと足元に落とせば、誰にでもごくごく身近な出来事だと気づいてもらえるよう実感していただけるようがんばらねば。


投稿者 aozora : 06:27 | コメント (2)

2005年12月04日

幸せしっぽ達

送っていただいている幸せしっぽ達の写真。
たくさん溜まってしまっています。すみません。
メールボックスに入れたままで、リサイズさえなかなか手がつけられず・・・申し訳ありません。
まだまだたくさんあるのですが、取り合えず少しだけ貼り付け。

笑顔、仏頂さんetc
み〜んな、本名(姓と名)がある。これって、とってもすごいことっ。嬉しいこと(^_^)

人間に対して、すっかり女王様になったガア子ちゃん。
外にいる時は、健気なほど人間に気を遣い、他の猫たちに気を遣いだったのに・・・
あれは、生きていく知恵だったのね。
ガア子ちゃんの本当の姿は、現在なのでしょう。
地が出せるっていうのは、本当に安心しきって幸せな証拠・・・
でも、もうちょっとパパ、ママ、お姉さんにもたまには気を遣ってあげてもと思う今日この頃。

去年の秋、片目が無いかのような酷い状態で、すぐに保護しないと命に関わると思ったジャックン(うさポン)君。
緊急の呼びかけに即座にガア子ちゃんの弟として迎えていただきました。
ガア子ちゃん宅の他の子達と。仲良きことは美しき哉。

会社近くの病院で、孫と住むことになったからと、若くして安楽死と持ち込まれた4匹。
その中で、一番臆病で懐かなかったお嬢さん。
写真を撮ろうとしても隠れてしまい、ケージの中なのに全くと言っていいほど姿が見えない幻の子だった。
2年間以上病院暮らしの果てに、ナイトに見初められ、こんなにフォトジェニック!

投稿者 aozora : 00:19 | コメント (2)

2005年09月25日

あゆさん

9/24深窓の令嬢になったあゆさん(仮名)〔本名は本人(猫)が決めるようです(^^ゞ〕と先住のなのさんです
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投稿者 aozora : 09:51 | コメント (0)