2004,4
4月 131415161718225月 6月
7月 7131518212223252627288月1日 9月28日
10月 1518   11月 24日のしっぽ
風邪 4/22
サガンと翠が風邪気味だ。
翠は、怪我の為抗生剤を投与しているにも関わらずクシュンクシュンとしている。
サガンも翠も同じような症状で、くしゃみだけだ。
サガン・・・何もそこまで翠とおそろいにしなくても。。。と言いたい。
サガンも静菌性の抗生剤を与え始めた。
マクロップも与えようとしたが、ごはんにかけられるのは嫌だと言う。
今日は、そんな気分じゃないらしい。

サガンも翠もわたしが面倒見始めてから風邪で抗生剤を与えた記憶はない。
年々ひどくなる異常気象と年齢のせいなのか・・・。
やはり、人間によって破壊され続ける環境のもと、年を重ねていく外暮らしは厳しい。

チビ白サバは、益々人恋しいとみえてわたしと2人きりになるのを待ち望んでいる。
社内を締め切ってわたしだけが外へ出ても、平然としている。
抱っこするとゴロゴロと喉を鳴らす。
おもちゃもすごく気に入っている。
元気で無邪気なうちに、早く本当の家族と会わせてあげたい。

20日には条虫を発見したので、薬を投与した。

まぬけ 4/18
悦司がくしゃみをしたちょうどその時、拓哉が悦司の前を横切った。
拓哉はすごくびっくりして、4本足とも宙に浮いた。が、何事もなかったように通り過ぎて行った。

拓哉は、物音や気配に驚き目が覚めると、ピョンというかムクッというか、とにかく慌てて起き上がり早足でごはんを食べに行く。
そして、ごはんをひとしきり食べるとようやく本当に目が覚める。

拓哉と出会ったのは、400gの小さな体で歩くことも儘ならない頃だった。
それなのに、ひとりぼっちで捨てられていた。声だけは、私の耳に届けとばかりに叫んでいたのか、体の大きさからは想像もつかないほどの大きな叫び声だった。
会社が今の場所に引っ越す前で、ドアは分厚いガラスだった。真夏だったので、クーラーの室外機も悲鳴をあげそうに唸っていた。
わたしは、社内にいて拓哉は100mくらい先のお宅の庭の奥にいた。
昼休みで、みんなで雑談していた。しかし、わたしの耳にだけ拓哉の声が聞こえてきた。何も言わず、立ち上がって、血相を変え拓哉の声がする方向へ飛び出したわたしに、雑談をしていた周りの人達は何事かと思ったらしい。しばらくして、社内に戻ったわたしの手のひらには、拓哉が乗っていた。

拓哉は、お婿に出そうと話をすると智恵熱を出したり下痢が続いたり、風邪をひたりしていた。
いつ見ても笑ってしまう拓哉の寝起きごはんも、400gだった拓哉の心の傷に関係あるのかなぁと、ふと思う。


それから、サガンは左岸でも砂岩でもない。
今日、ある人にサガンて左岩て書くのかと聞かれ、びっくりした。
サガンと初めて会ったとき、聡明な感じに思えた。
なので、サガンにした。もちろん、F・サガンから命名した。
聡明に思えたというとサガンが気を悪くしそうなので、少し付け加えると、聡明だがちょっとおまぬけなところもある。

400gだった拓哉は、間抜け一本槍だ・・・頭の中は400gの頃と変わっていない(ーー;)

土曜日の昼下がり 4/17
今日は一昨日の深夜に避妊去勢の為入院させていた5匹の退院だった。
病院が3時までだったので、リリースする時間まで協力者のDさん宅の猫部屋に置かせてもらっていた。
Kさんがお水とごはんを与えて、猫達だけにしておいてくれた。
ちびちびミケは、bさんが自宅で保護し、家族にして下さる方を募集することになった。
ちなみにちびちびミケは4ヶ月くらいで、エイズ・白血病とも(−)、4種ワクチンを接種した。健康状態は良好。餓死現場でもbさんがじゃらすと、はしゃいでじゃれているような子だ。可愛い。。。
15日の今日のしっぽのみけちゃんだ。募集のページ作りをしなくてはいけないが、遅くなりそう・・・。
キジ白ちゃんは、かなり怖かったせいで涙目になり鼻水が出ていた。
この子はわたしにすぐ馴れたが、臆病な性格や気持を思うと切なくなる。

現場の事情で夜にならないとリリースできない。Dさん宅が会社近くなので、病院からは餓死現場を通り越してのタクシーでの移動となる。翠の通院もあったし、一旦自宅に帰る気力も湧かず、土曜日ということもあり一人会社で過ごしていた。

天気も良かったので、駐車場に行ってみると、いきなり気温25℃用には着替えられない3匹(ミケ・サガン・翠)が、仲良く1台の車の下でだれて転がっていた。

会社のほうもわたし一人きりという気配を感じ取ったのか、次々とやってきた。
そして、みんないつもより警戒心が薄い。
会社の中にチラッと入ってみたりして行く。
チビ白サバとは、おもちゃと猫じゃらで遊んであげた。よほど嬉しかったのか一人でも大運動会をしていた。健気なチビ白サバ君が事故に遭わないうちに、優しい家族にめぐり合わせてあげたい。

春なのに・・・ 4/16
昨日、会社のほうの外の子達に1ヶ月に1回のノミ取り剤をつけた。
サガンもいつもは簡単につけられるのだが、昨日はなぜか警戒して半分くらいしかつけてあげられなかった。なので、今日残りの半分をつけた。今日は、難なくつけられた。

サガンは、本当に翠が好きだ。
しかし、翠はもの凄〜くサガンに冷たい。と言うより、足蹴にするといった感じだ。
殴られても咬みつかれても、それでもサガンは翠の後ろを3歩さがって着いて行く。

翠は、最近自分からは見知らぬオスにも喧嘩を売ることはなくなったが、チビ白サバだけは嫌らしい。チビ白サバはとても人懐こいので、始めてあった日から抱っこができた。翠はテリトリー内の餌場で自分以外のオスがわたしに甘えることが許せないらしい。
そのせいか、どんな猫にもフレンドリーだったサガンまでが、追い立てるようなことをする。
翠の加勢しているつもりらしい。
チビ白サバは、無邪気なので翠たちと仲良くしたいのだが、いつも翠に追いかけられ道路に飛び出す。
チビ白サバも翠も事故に遭わないのが不思議なくらいだ。

先月の23日も1匹轢かれて亡くなっている。この子は、翠達に追われたのではない。飼い猫に追われたらしい。
出入り自由にして飼っている方は、飼い猫が事故にあったら、それは寿命で仕方のないことだという考えの方が多いようだが、近隣への迷惑だけでなく、こういったこともあるのだと認識して欲しい。
キリー君だってそうだった。

先月轢かれた子は、まだ若いお腹の大きいミケちゃんだった。
会社に姿を現すようになり4〜5日した頃、お腹が大きいような気がしたので早く捕獲しなければと思っていた。
捕獲しようと思っていた日、冷たい雨が降っていた。週間天気予報をみると寒さで桜もつぼみのまま咲けないで終わってしまうのではないかと思うくらいの気温の日が続く。
2〜3日気温の様子を窺って捕獲をすることにした。

ミケちゃんは、始めは私の姿をみると遥か遠くまで一目散に逃げていたが、ミケちゃ〜んと呼び、ミケちゃんが隠れられ、逃げられる猫道も確保できる場所にごはんを置き、わたしも会社内に引っ込むとガツガツと食べていた。それを3日くらい続けると、遠くまでは逃げなくなった。
もう少し馴れてからの捕獲が望ましいのだが、お腹が大きそうなのでそうも言ってられなかった。
22日の夜も10時ごろ冷たい雨の中をやってきた。
この日は、いつもよりもたくさん食べた。
ミケちゃんと出合って1週間くらいだが、明日捕獲しようと思った。寒さが続くようであれば、入院を少し長めにお願いしようと思った。

次の日、会社に向かう途中、ミケちゃんがいるはずもない道で、ミケちゃんは横たわっていた。
冷たい雨にうたれ続けたため、三毛模様であることも識別できないような姿だった。慌てて会社に行き、バスタオルと段ボール箱を持ってミケちゃんを抱きかかえた。体は硬直していた。

即死だったのだろうか、のた打ち回って苦しんだのだろうか。知るすべはなかった。
昨日捕獲すればよかった。わたしのせいだ。
Kさんにそのことを話すと、Kさんはわたしを気遣ってくださり、避妊手術で痛い思いをした直後でなくてまだ良かったわよ。と・・・。

去年のクリスマスに行倒れのところを保護し、病院へ連れて行ったが亡くなった子がいた。
後日、その子を餌付けしていた人が、ミケちゃんのこともみていたことがわかった。

偶然道で遇ったその人は、あの子妊娠してたのよ。この1週間くらいみないから、どうしたのかと思ってたのよ。悲しむ様子の微塵もないその人を殴ってやりたい衝動に駆られた。

ミケちゃんは、会社近くの飼い猫のオスが私のところに連れてきたのだが、(これもわたしにしてみれば凄く迷惑だ。この猫が連れて来た雌猫はこの子で5匹目だからだ)妊娠してその無責任な餌やり人の気まぐれなごはんだけでは足りなくて、その飼い猫に連れて来てもらったのだろう。いつも、そんなパターンだ。

無責任な餌やり人は、わたしの母や祖母くらいの年齢の人が多い。
今までも手術をしてください。と、強く言ったり宥めたりと遇う度に訴えるが、のらりくらりと交わす。
ある時は涙ながらに嘯いたり、またある時は、逆切れして咬みついてくる。
このくらいの年齢の無責任餌やりおばさんの典型だ。
こんな人が五萬といる。うんざりだ。

愛情を持って名前も呼ばれたこともなかったかもしれないこの子達のことを わたしだけは覚えておこう。
そして考える時間が持てるようになったら、私のいとおしい子達としてゆっくり思い出してあげよう。

餓死現場捕獲 4/15
深夜、餓死現場の避妊・去勢が終わっていない子達の捕獲を行った。Kさんにもお手伝いをしてもらい5匹捕まえた。
捕獲器に入ろうとしていた1匹が(びびりん坊のアメショー風タビー)白キジが、善意の人ではあるが、捕獲場所にいきなり入ってきた為、それっきり姿を現さなかった。
餓死現場も山あり谷ありの日々だが、ページのほうも全く更新できていない。
犠牲となった子達も大勢でてしまった。
事故死した子、飢えから衰弱死してしまった子、虐待された子・・・。
まだまだ猫達にとっても苦難の日々だが、残った命をできる限り守っていくしかない。
餓死現場・まだフォームさへできずUPしていない殺戮現場・放棄現場と小さな命たちの叫びは身を切り裂かれる思いだが、とにかく現存している命を繋ぐことだけで精一杯で、PCに向かえる時間は今の状態でいっぱいいっぱいだ。
この子達に限らず、自分の足もとの小さな命に、ささやかな叫びに、一人でも多くの人に耳を傾けてほしい。

上段4枚の写真は昨日捕まえた内の2匹。
写真左のチビチビミケは、リリースせず家族に迎えて下さる方を募集しようと思っている。超美人。
右の子は、レム君模様。いつもは唸りながら物凄い勢いでごはんを食べていたが、捕獲器に入ると人馴れしていることがわかった。多分、キャリー慣れしているのだろう。
1月くらいから姿を現すようになったので、捨てられ、この現場に辿り着き、唸って他の猫達や人間を牽制していたが、今日を生きる伸びることに必死なだけだったのだと思った。
土曜日リリース予定だが、他の子達も随分人馴れしてきていた(下段左写真も捕獲した子)。
下段中央2枚は殺戮が続く現場の双子(白・3本足。メス・3歳/白黒・オス)。
下段右写真は、放棄現場の白キジ・オス。九死に一生を得た人馴れしている子。
放棄現場には、前足怪我のキジトラ君もいるが、猫と捕獲のタイミングが合わず病院へ連れて行ってあげられない状態だ。怪我が心配で仕方ない。

どんなことでも結構ですので、気にかけてくださる方ご連絡お願いします。
募集中の可愛い面々(-_-;) 4/14
雨の一番ひどいときに餌をあげていた。
あげ終わったら小降りになった。
合羽類は動くとガサガサ音がして、猫達が怖がるのでよほどの台風でないと着ないようにしている。
傘はさして行くものの、現場についたら傘をさして動いてなんていられない。
雨の日は、ビジターの面々も多い。
雨だと餌がもらえない子が多いからだ。

殺害が繰り返され続け、飢えてる子たちがたくさんいると訴えていたあるサイトの管理人。
雨の日には猫が来ないから餌さやりをしないと公言していた。
こんなつじつまの合わないことを平気で書く人は信用できない。
案の定、裏の顔があった。
善意の人からカンパ金を集める為に動物をギリギリの状態まで放っておき、助からないと踏むと病院へ。
そして、医療費が嵩むことをお涙頂戴で訴える。
用意周到な詐欺サイトには、ご注意を。


家族募集中の可愛い面々。まだまだいます。お問い合わせはあおぞらまでお願いします。
※当サイトは、お預かりいただく際(餌・病院代は当方で負担させていただきます)も家族に迎えていただく際も金品の要求は一切いたしておりません。
ミー君・また怪我で通院中 4/13
翠がまた怪我をした。
3〜4日前抱っこすると妙に怒ったので、懐中電灯で照らしながらお尻のあたりを見たのだが良くわからなかった。
ミー君。痛いんじゃないの?と聞いても元気にはしゃいでいた。

しかし、やはり怪我をしていた。
怪我に気付き、診察時間が終わり近かったので、慌てて抱っこして病院に駆け込んだが、わたしへの態度とは大違いで病院では相変わらず猫かぶり。
わたしには、文句をいい悪態をつくが、先生方にはこんにちにゃ〜ん。

さすがに麻酔無しでの傷口内の洗浄は痛いので暴れるが、わたし一人で補てい可。
翠には、噛み付かれなれてるが(翠の最大の愛情表現。信用している人間にだけ甘えて、わがままを言ってかむ)こういう時は咬まないことが多い。
アイドルみたいな扱いをされ、本当にこの子はいい子ですねぇ。こんな子が飼い主いないなんて信じられないなぁ〜。と、お褒めの言葉を口々にいただき、痛い治療とは裏腹にご満悦の翠であった。

写真は、病院での処置直後、散歩中の翠。単純というか天真爛漫なので、もうご機嫌は直っている。


ーお詫びー
レム君ちの球根さん。緑色の首輪ありがとう。
ぼく、とっても嬉しくって、そしたらはしゃぎすぎて、首輪2つともすぐ失くしちゃった。ごめんにゃさい。by翠